| タイトル |
屋根面を空気膜二重構造とした連棟パイプハウスの保温性 |
| 担当機関 |
宮城県農業 |
| 研究期間 |
2004~2006 |
| 研究担当者 |
岩崎泰永
漆山喜信
高野岩雄
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| 発行年度 |
2007 |
| 要約 |
農PO フィルムを展帳して屋根面を空気膜二重構造とした連棟パイプハウスの夜間放熱係数は、一層の保温カーテンを有する硬質プラスチックフィルムを展帳した鉄骨ハウスと同等であり、単位面積あたりの暖房用重油消費量もほぼ同じである。
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| キーワード |
連棟、パイプハウス、保温性、空気膜二重構造、保温カーテン
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| 背景・ねらい |
パイプハウスは設置コストが低く、国内の施設設置面積の大半を占めている。しかし、鉄骨ハウスと比較して保温性が低いため東北地方などの寒冷地では利用期間は夏秋期など無加温栽培に限られている場合が多い。一方、鉄骨ハウスは設置コストが高く、導入が進みにくい。そこで、農PO フィルムを展帳した連棟パイプハウスの屋根面を空気膜二重構造とした場合(以下、連棟空気膜ハウス)の保温性について、硬質プラスチックフィルムを展帳し一層の保温カーテンを取り付けた鉄骨ハウス(以下、鉄骨ハウス)と比較・評価し、加温栽培で利用や導入を促進する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 夜間放熱係数は、連棟空気膜ハウスは3.5 で、鉄骨ハウスの場合は3.7 となり、ほぼ同じである。連棟空気膜ハウスの天井に1 層の保温カーテンを追加した場合は夜間放熱係数は3.0 となり、鉄骨ハウスよりも小さくなる(図1)。
- 地表伝熱量は、連棟空気膜ハウスと鉄骨ハウスではほぼ同等、連棟空気膜ハウスの天井に1 層の保温カーテンを追加した場合は鉄骨ハウスよりも大きくなる(図1)。
- 上記、1、2で得られた数値を用いて10a 当たりの重油消費量を計算したところ、連棟空気膜ハウスでは鉄骨ハウスとほぼ同量、一層の保温カーテンを追加した場合にはやや少なくなる。(表1)。
(空気膜連棟パイプハウス) 大きさ:間口6.2m、長さ20.7m、軒高2.3m、床面積385m2、表面積638m2、被覆材:屋根面、側面ともPO 厚さ0.075mm×2重、骨材:Φ31.8mm、ピッチ0.6m 換気装置:巻き上げ式換気窓(サイドおよび谷部)、保温カーテン:天井、2006 年はなし、2007 年は開閉式1層カーテン(ポリエチレン 厚さ0.05mm)を展帳、側面、ポリエチレン0.05mm、1層 (鉄骨ハウス) 大きさ:間口14m、長さ24m、軒高2.0m、床面積336m2、表面積529m2、被覆材:硬質プラスチックフィルム(商品名シクスライト、0.1mm)骨材:H 鋼、ピッチ3m、切妻型、換気装置:天窓、側窓、換気扇、保温カーテン:天井、開閉式1 層カーテン(ポリエチレン厚さ0.05mm)、側面 ポリエチレン0.05mm、1 層
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| 成果の活用面・留意点 |
- 実験に供試したハウスの仕様は以下の通りで、トマト半促成栽培(夜間設定温度12℃)におけるデータである。
- 夜間放熱係数および、地表伝熱負荷の計算は以下の式に従っておこなった。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
コスト
トマト
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