短節間性を有する「とまと中間母本農11号」

タイトル 短節間性を有する「とまと中間母本農11号」
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
研究期間 1997~2005
研究担当者 斎藤 新
松永 啓
吉田建実
門馬信二
齊藤猛雄
佐藤隆徳
山田朋宏
発行年度 2005
要約  「とまと中間母本農11号」は非心止まり性で短節間性を有する。果実は大きく、完熟果色は桃色であり、短節間性を有するトマト品種の育成に利用できる。
キーワード トマト、短節間性、非心止まり性、育種素材
背景・ねらい  トマト栽培では整枝・誘引作業に多大な労力を要する。短節間性を有するトマトは普通節間のトマトと比較して、長期栽培ではつる下ろし作業等が軽減され、短期栽培では一定の草丈における収穫可能な果房数が増加する。そこで、短節間性を有する大玉トマトの中間母本を育成する。
成果の内容・特徴 1.
「とまと中間母本農11号」は、短節間性を有し完熟果色が赤色で心止まり性の「盛岡7号」と市販品種「桃太郎8」とのF1の自殖後代に「桃太郎8」を戻し交雑し、その自殖後代から選抜された非心止まり性の系統である(図1)。
2.
「とまと中間母本農11号」は節間長が「桃太郎8」よりも短く、安定して短節間性を示す(表1)。そのため、高さ約180cmで摘心して栽培すると収穫可能な果房段数が約2段多い(表1)。
3.
「とまと中間母本農11号」と普通節間の「とまと中間母本農9号」を用いて第6果房位置(子葉着生部から第6果房着生部までの長さ)を指標とした遺伝解析の結果、短節間性は不完全優性に遺伝すると推定される(表1)。
4.
「とまと中間母本農11号」の果実は大きく、完熟果色は桃色である(表2、図2)。
成果の活用面・留意点 1.
「とまと中間母本農11号」は短節間性を有するトマト品種の育成に利用できる。
2.
「とまと中間母本農11号」は萎凋病に対して抵抗性を示すが、半身萎凋病、青枯病およびモザイク病(ToMV、TMV)に対しては罹病性である。
3.
「とまと中間母本農11号」は変形果の発生が多く、果実糖度が低いなど、実用品種とするには改良が必要である(表2)。
図表1 233082-1.gif
図表2 233082-2.jpg
図表3 233082-3.gif
図表4 233082-4.gif
カテゴリ 青枯れ病 育種 抵抗性 トマト 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる