秋冬期加温による気温上昇が一番茶新芽の形質に及ぼす影響

タイトル 秋冬期加温による気温上昇が一番茶新芽の形質に及ぼす影響
担当機関 製茶システム研究室
研究期間 2003~2005
研究担当者 阿南豊正
山口優一
澤井祐典
水上裕造
免責事項等)独立行政法人 農業
食品産業技術総合研究機構〒305-8517茨城県つくば市観音台3-1-1お問い合わせはwww@naro.affrc.go.jpTel/029-838-8988 FAX/029-838-8982(総合情報管理部広報課)  
発行年度 2005
要約  加温して遅くまで生育した茶樹の一番茶新芽は、露地で秋に生育が停止する茶樹に比べて新芽重が不揃いで、全新芽数が少なく、全新芽重も少ない。また、カテキン類含量が高く、全窒素含量が低い。
キーワード チャ、秋冬期加温、気温上昇、一番茶新芽、不揃い、形質
背景・ねらい  気候温暖化の進行に伴う冬季の気温上昇は、茶生産において秋芽の生育停止時期が遅くなり、一番茶新芽の不揃いや品質に関係する成分含量の変化をもたらすなど、一番茶の収量・品質に悪影響を及ぼすことが懸念されている。そこで、成木及び1年生鉢植え茶樹を用いて、秋冬期加温による気温の上昇が一番茶新芽の形質に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
秋から春まで外気温度より約5∼9℃、常に高く温度管理したハウスで生育した成木及び鉢植え茶樹は、秋芽の生育停止が1月中旬まで遅れ、10月下旬に秋芽の生育が停止する露地区に比べて、一番茶新芽の1芽重、新葉数、新芽長の変動係数が大きく、新芽が不揃いである(表1、図1、図2)。
2.
加温区成木及び加温区鉢植え茶樹の一番茶新芽は、それぞれ露地区に比べて全新芽数が少なく、全新芽重も少ない(表1、表2)。
3.
加温区成木及び加温区鉢植え茶樹の一番茶新芽は、それぞれ露地区に比べてカテキン類含量が高く、全窒素含量が低い(表1、表2)。
4.
秋から春までの平均気温が外気温度より約5∼9℃高い状況で生育すると、金谷より冬季の平均気温が8∼10℃高い沖縄で実際に見られているような一番茶新芽の不揃いや全新芽数の減少などが起こる。
成果の活用面・留意点 1.
気候温暖化に伴う冬季の気温上昇が一番茶新芽の生育や品質に及ぼす影響を解析する際に活用できる。
2.
ここに示すものは「やぶきた」の結果であり、秋から春までの外気の平均気温が約10℃の地域で加温区と露地区の秋の最終整枝時期が異なる状況で得られたものである。
図表1 233093-1.jpg
図表2 233093-2.jpg
図表3 233093-3.gif
図表4 233093-4.jpg
カテゴリ 温度管理

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