窒素追肥が大豆の蛋白含量及び粒大に及ぼす影響

タイトル 窒素追肥が大豆の蛋白含量及び粒大に及ぼす影響
担当機関 東北農業試験場
研究期間 1987~1989
研究担当者
発行年度 1989
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    窒素追肥が大豆の蛋白含量及び100粒重に及ぼす影響を施用時期・量別に
    明らかにした。
    窒素追肥による蛋白含量の増加程度は、窒素追肥の時期・量並びに燐酸施用量が
    異なる条件下でも4%(含量では2%)以下に留まる。一方、100粒重の増加は、
    開花期以降の窒素追肥で認められ、子実肥大始期に多量の追肥をした場合には、
    7~8%増加する。さらに燐酸施用量を組み合わせると100粒重は約13%増加する
    (表1)。また、開花期以降の窒素追肥によって大粒種
    のトヨスズ、フクナガハ、ユウヅル、スズカリでも100粒重が増加する
    (図1)。
    以上の結果から、窒素追肥が蛋白含量に及ぼす影響は小さく、窒素追肥によって
    増収効果が認められる範囲内においては、追肥が蛋白含量を高める可能性は
    小さいことが明らかになった。一方、大粒種、極小粒種等粒大が品質の要件となる
    銘柄品種では、各々について窒素追肥の要否を判断する必要がある。
  2. 技術・情報の適用効果
    大豆の粒大には、用途別に厳密な規格があり、粒大の変動は品質を低下させることに
    なる。本情報は、開花期以降の窒素追肥によって100粒重が増加することを示しており、
    品質の整った大豆を生産するための有効情報となる。
  3. 適用の範囲
    火山灰土壌の転換畑及び普通畑
  4. 普及指導上の留意点
    地力窒素の供給が登熟後期まで期待できる場合には、粒大向上に対する窒素追肥の
    効果は現れ難い。

図表1 233182-1.gif
図表2 233182-2.gif
カテゴリ 大豆 品種

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