| タイトル |
水稲側条二段施肥法の機械適応性と窒素吸収特性 |
| 担当機関 |
岩手県立農業試験場 |
| 研究期間 |
1989~1990 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1990 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
水稲の側条施肥技術は、初期生育の安定化・肥料の効率利用をねらいとして普及拡大 しているが、中期以降窒素含有率が急激に低下する事があり、対応としてつなぎ肥 施用や全層施肥+側条施肥の組み合わせ施肥の実施が現状である。 そこで、中期生育の安定化をねらいに側条二段施肥法について検討し、機会適応性 及び施肥位置別の窒素吸収特性を明らかにした。
- 二段施肥田植機の適応性(表1)
- 10a当り作業能率
- 従来側条施肥田植機:約28分
- 側条二段施肥田植機:約31分
- 作業精度:従来の側条施肥田植機とほぼ同じ。
- 下段施肥位置精度:12cm設定で2~3cm浅い位置に施肥される。
- 二段施肥の窒素吸収特性(図1)
Nn15入りペースト肥料により、施肥位置別の窒素吸収特性を明らかにした。
- 従来の側条施肥区の施肥由来N吸収は6月25日頃までであった。
- 二段施肥区の上段施肥由来のN吸収は7月5日頃まで持続し、従来の側条施肥区と比べ
上段からのN吸収がやや後にずれる傾向を示した。
- 二段施肥区の下段由来N吸収は、6月15日までは認められなかった。6月25日からは
下段からのN吸収量が増大し、7月16日頃(幼形期)まで吸収が認められた。
- 技術・情報の適用効果
上段施肥は、従来の側条施肥と同様に初期生育の安定・有効茎の早期確保に効果が ある。下段施肥は、分げつ後期(6月下旬)から肥効が発現するため、これまでの 側条施肥にみられる生育中期の急激な窒素濃度の低下を回避できる。そのため、 中期生育及び収量の安定化に効果がある。
- 適用の範囲
従来の側条施肥では中期生育が不安定であり、つなぎ肥や側条+全層施肥の 組み合わせが必要な圃場を対象とする。
- 普及指導上の留意点
- 二段施肥窒素吸収パターン模式図は、平成2年岩手農試(滝沢、厚層多腐植質黒ボク土)
の試験結果より作成。
- 二段施肥法は、下位節間の伸長がやや大きい傾向にある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
肥料
水稲
施肥
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