M.27台リンゴの着果基準

タイトル M.27台リンゴの着果基準
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1989~1990
研究担当者
発行年度 1990
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    M.27を台木として使用し、品種としてジョナゴールド(10a当たり444本植え)とふじ
    (10a当たり333本植え)を接いだ時の成木時(7年生)における着果基準について検討した。
    1. ジョナゴールドの果実重と葉果比には二次相関がみられ、最も果実の大きくなる葉果比
      は72で、そのときの果実重は321gになった。果実重と1果実当たりの頂芽数にも二次相関
      が認められ、4頂芽に1個の果実をつけると308gの果実が得られた。仮に310gの果実を
      目標果重とすると、主幹横断面積1平方センチメートル当たりの果実数は2.7個となった
      (図1)。
    2. ふじの果実重と葉果比、果実重と1果実当たりの頂芽数には二次相関がみられた。
      目標果重を310g程度にすると葉果比は100程度、1果実当たりの頂芽数は4.5個程度に
      なった。このときの主幹横断面積1平方センチメートル当たりの果実数は、2.1個と
      なった(図2)。
    3. 葉果比、1果実当たりの頂芽数、主幹横断面積1平方センチメートル当たりの果実数の
      3種類の摘果基準で、ジョナゴールド(10a当たり444本植え)の1樹当たりの果実数、
      収量、10a当たりの収量を推定すると、1樹当たりの果実数は38~43個、収量は
      12.1~13.2kg、10a当たりの収量は5.3~5.8tになる。ふじ(10a当たり333本植え)の
      場合には1樹当たりの果実数は34~39個、収量は10.8~11.9kg、10a当たりの収量は
      3.6~4.0tになる。
  2. 技術・情報の適用効果
    M.27台ジョナゴールド、ふじの着果基準に葉果比、1果実当たりの頂芽数、
    主幹横断面積1平方センチメートル当たりの着果数のいずれかを利用するとM.27台の
    高密植栽培の安定生産が可能である。
  3. 適用の範囲
    M.27台リンゴの栽培地帯
  4. 普及指導上の留意点
    1. 着果が多すぎると樹勢低下が著しいので、着果基準は厳守する。
    2. 早期摘果(花)を励行し、樹の負担を軽減する。

図表1 233448-1.gif
図表2 233448-2.gif
カテゴリ 台木 品種 りんご

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