カキ‘刀根早生’の早期安定多収方法

タイトル カキ‘刀根早生’の早期安定多収方法
担当機関 山形県立砂丘地農業試験場
研究期間 1987~1990
研究担当者
発行年度 1990
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    刀根早生の新植後の早期多収を得るためには以下の方法による。
    1. 主幹形仕立てとする。
    2. 樹高が3.0~3.5m程度に達したら(約6年目)着らいの少ない樹、生理落果の多い樹、
      強大な下枝(側枝)のせん除を行った樹に対し鋸目処理を加え、樹勢の安定をはかる。
    3. 鋸目処理の方法は地上20cm前後に7cm間隔に2本、深さ5mmに鋸で幹周に傷をつける。
      処理時期は生理落果が始まりかけた時期でよい。
    4. 栽植距離は防除機(SS)の運行を考慮し、2.5m×4.0mの密植とする。
    5. 主幹形仕立てにおけるせん定方法および管理方法は以下のとおりである。
      1. 栽植6年目春までは主枝先端の切り返し、重なり枝、直上枝のせん除のみを行い、
        側枝の間引きや切り返しはできるだけ抑える弱せん定を行う。
      2. 強大化した下枝を整理しないと主幹形が維持できなくなるので、樹勢が落ち着いたら
        せん除する。
      3. 樹勢が落ち着いた後のせん定は、強大な側枝をはずし、落ち着きかつ充実した側枝を
        残すようなせん定を行う。
      4. 落ち着いた側枝をつくるには、発生角度の広い新梢を選ぶことが重要であるが、
        角度のやや狭い新梢でも強い捻枝を行うと側枝として利用できる。
        また牽制枝を置くことにより、強勢樹では側枝先端の立ち上がりを抑えることが
        できる。牽制枝は夏期せん定で除く。
    主幹形栽培における収量・樹高の推移
  2. 技術・情報の適用効果
    刀根早生の新植後の早期多収がはかれる。
  3. 適用の範囲
    地力の比較的低い土壌
  4. 普及指導上の留意点
    1. 栽植距離は地力に応じて樹間、列間距離を調整する。
    2. 鋸目処理は1回限りとする。

図表1 233453-1.gif
カテゴリ 病害虫 かき 防除

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