| タイトル |
クワシントメタマバエ越冬世代成虫の発生時期予測法 |
| 担当機関 |
岩手県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1989~1993 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1990 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
クワシントメタマバエの発生時期は、年次や地域でかなりの早晩が見られ防除時期の 判定が困難である。そこで、越冬幼虫の加温飼育を行い、その羽化消長から、 越冬世代成虫の羽化時期を予測し防除適期の判定に資する。
- 加温飼育による羽化消長調査
- 本種の多発桑園から、4月第6半旬に株間の表層1~3cmの土壌とともに、越冬幼虫を
採取する。
- 採集した土壌は2~3cmの厚さに広げ、湿潤状態になるまで水を加える。
- 5月1日から24度Cに加温し、毎日羽化してくる成虫数を調査する。
- 野外の羽化消長の推定
発育零点を10度Cとして加温飼育の有効積算温度を求め、毎日の羽化数(累積)を 野外の有効積算温度(日平均気温-発育零点)と対応させてプロットし、羽化消長を 推定する。日平均気温は、予測当日までは、実測値、それ以降は平年値を用いる。
- 殺虫剤(微粒剤)の地表面散布適期の判定
推定された野外の累積羽化曲線から、羽化が急上昇に転ずる直前を散布適期と 判定する。
図1 クワシントメタマバエ越冬世代成虫の野外における 羽化消長の推定 - 技術・情報の適用効果
クワシントメタマバエ初期防除の適期が明らかとなり、防除効果の向上が期待できる。
- 適用の範囲
県下全域
- 普及指導上の留意点
- 1か所当たり30個体以上の成虫が得られるよう採集か所数を多くする。
または、5月下旬に隣接圃場から再度土壌を採集して予測を試みる。
- 土壌が乾燥すると羽化が阻害されるので、加温中は湿潤状態に保つ。
- 発育零点10度Cは夏世代で得られた値であり、越冬世代については不明であるが、
当面この値を用いる。
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| カテゴリ |
病害虫
乾燥
桑
防除
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