タイトル | 動電学的手法による粘土質水田土壌中のカドミウム除去 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
久保田富次郎 人見忠良 濵田康治 白谷栄作 三重野俊彦 塩濵圭治 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 動電学的手法(EK法)は、粘土質水田土壌中のカドミウムと同族元素である亜鉛の移動や除去に有効である。 |
キーワード | EK法、重金属汚染土壌、カドミウム、動電学的手法、交換性塩基 |
背景・ねらい | 近年の国際的な食品安全基準の見直しを背景として、国内においても食品および土壌中のカドミウム(Cd)濃度の低減が大きな課題となっている。Cd汚染農地対策技術として、これまでに吸収抑制策やファイトレメディエーション、土壌洗浄法等の研究が進められているが、多様な現場条件に対応するため対策メニューを充実させる必要がある。本研究では、工場跡地等の重金属汚染土壌の原位置浄化技術として開発が進められてきた動電学的手法(EK法)に着目する。EK法は、汚染土壌に電圧を印加して土壌中の重金属イオンを電位勾配に沿って移動させ除去を図る工学的手法である。これまで、我が国の水田土壌を対象としたEK法の有効性は確認されていないので、日本のCd汚染が高い2ヶ所の粘土質水田土壌を対象として、EK法によるCdおよび同族元素であるZnの除去の可能性をカラム試験により検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 水田 土壌改良 |