タイトル | 水稲の少量継続追肥では高温・寡照年でも収量や玄米品質が安定化する |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2005~2008 |
研究担当者 |
森田 敏 中野 洋 和田博史 高橋 幹 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 水稲の出穂前17日頃から出穂後10日頃の10~15回の窒素分施により、同量を穂肥1、2に分けて与える場合より1籾当たりの穂揃期の茎内非構造性炭水化物含量が増える。このため高温・寡照条件での登熟が高まり、収量や玄米品質が安定化する。 |
キーワード | イネ、寡照、玄米品質、高温、収量、少量継続追肥、食味、施肥、非構造性炭水化物、登熟 |
背景・ねらい | 近年の暖地における一等米比率や作柄低迷の要因の一つに登熟期の高温・寡照条件が指摘されている。このため、高温・寡照条件でも登熟が良好な品種および栽培法の開発が喫緊の課題となっている。品種については高温寡照条件でも「ヒノヒカリ」より登熟が良好となる「にこまる」が育成され(九州沖縄農研2005年)、そのメカニズムの一つに穂揃期の茎内非構造性炭水化物(NSC)が多いことが挙げられている。穂揃期の茎内NSCは従来から不良環境条件での収量安定化に貢献すること、穂肥の多数回にわたる分施(以下、少量継続追肥)によりこのNSCが増加することが知られているため、本研究では、この施肥法が高温・寡照条件における収量・外観品質・食味に及ぼす影響を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 水稲 施肥 品種 良食味 |