タイトル | 超音波発振装置を利用したモモ等果実のヤガ類防除技術 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター |
研究期間 | 2006~2009 |
研究担当者 |
吉田隆延 水上智道 牧野英二 臼井善彦 宮原佳彦 太田智彦 猪之奥康治 中西友章 小池 明 松村澄子 渡辺雅夫 ヤンマー(株) ニューデルタ工業(株) |
発行年度 | 2009 |
要約 | コウモリの発する超音波に似た特性を持つ断続的パルス音を発振する装置を、モモ園地に設置することにより、ヤガ類の侵入を阻止して果実への加害を防ぐ技術。 |
キーワード | 超音波、ヤガ類、果樹、防除、中山間地 |
背景・ねらい | 果樹園では夜間にヤガ類が飛来し、モモ、ナシ、リンゴ等の果実を吸汁して傷(吸汁痕)をつけ果樹生産に甚大な被害を与えるため、大きな問題となっている。特に中山間地域における中小規模の果樹園では小規模だが高品質の果実を生産する園地が数多くあり、経営規模が小さい分、経済的な損失の比率が大きくなるため、ヤガ類は重要な防除対象害虫である。ヤガ類は近隣の雑木林で生育し、成虫になると夜間に果樹園へ飛来して加害するため、農薬散布による防除が困難である。このため、防ガ灯(黄色蛍光灯やナトリウムランプ等)が利用されている場合もあるが、圃場の立地条件等によっては、防ガ灯だけでは防除効果が不十分との報告がある。そこで、ヤガ類が天敵であるコウモリの超音波を感知した際にとる忌避行動を利用し、人工的にコウモリに似た超音波を発振する装置を開発するとともに、これを利用した中山間地果樹園のモモ等果実に対するヤガ類防除技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 害虫 経営管理 市販化 中山間地域 農薬 防除 もも りんご |