| タイトル | 海洋における主要一次生産者である珪藻類もウイルス感染の影響を受けている |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2004~2007 |
| 研究担当者 |
長崎慶三 外丸裕司 山口峰生 板倉 茂 |
| 発行年度 | 2009 |
| 要約 | 海洋における主要な一次生産者として知られる珪藻類にウイルスが感染することを世界で初めて発見した。また、ウイルス感染が珪藻類の挙動に影響を及ぼしている可能性を明らかにした。 |
| 背景・ねらい | 1980年代以降、緑藻・ハプト藻・ラフィド藻・渦鞭毛藻など、種々の微細藻類に対するウイルスの感染が発見されてきた。しかしながら、海洋における主要な一次生産者である珪藻類へのウイルス感染は今世紀になるまで発見されなかった。本成果は、光合成生物である珪藻類の挙動に対して、温度・光・栄養塩・捕食圧などの要因に加え、ウイルス感染が重要な影響を及ぼしている可能性を示すものである。 |
| 成果の内容・特徴 | 広島湾および有明海を中心とした現場試験により、海産珪藻類を宿主とするウイルスの単離・性状解析を試みるとともに、ウイルスと珪藻類の現存量変化を測定・比較した。その結果、(1)リゾソレニア属およびキートケロス属の珪藻類に感染するウイルス7種を単離し、その性状を明らかにした、(2)単離された珪藻ウイルスは1本鎖DNAまたは1本鎖RNAウイルスであった、(3) 現場環境中におけるキートケロス・テヌイッシマスとそれに感染するウイルスの挙動を比較した結果、両者間に関係性が見いだされた。以上の結果から、ウイルス感染が珪藻個体群の挙動に影響を及ぼしている可能性が抽出された。 |
| 成果の活用面・留意点 | ウイルスが重要な一次生産者である珪藻類の挙動に影響を及ぼす要因の一つであることが明らかとなった。本知見は、珪藻およびそれに連なる海洋生態系ならびに有害珪藻赤潮対策を考える上で、必要不可欠な情報を与えるものである。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ |
| RAPD-PCRによるキンギョのクローン化簡易判定 |
| サトウキビ酢によるがん細胞の試験管内におけるアポトーシス誘導効果 |
| 農協系統金融の構造変化と組織・運営体制問題 |