タイトル | ニホンナシ果実成熟に伴って100倍以上発現が変動する遺伝子群の同定 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2005~2010 |
研究担当者 |
西谷千佳子 清水徳朗 藤井 浩 寺上伸吾 山本俊哉 |
発行年度 | 2010 |
要約 | ニホンナシの果実成熟過程を約1万種類の遺伝子を搭載したマイクロアレイで分析すると、34遺伝子について100倍以上の発現変動があり、エチレン生合成、細胞壁関連、転写制御やフェニルプロパノイド経路に関連する遺伝子を含んでいる。 |
キーワード | ニホンナシ、マイクロアレイ、果実成熟 |
背景・ねらい | ニホンナシは我が国で年間約30万トン生産される重要な品目である。嗜好の多様化や急速な気候変動にともない、多様な果実品質、省力適性、耐病虫性などを備えた品種の育成や栽培技術の開発が期待されている。そのためには、果実成熟のメカニズムを遺伝子レベルで詳細に把握することが必要である。しかし、現時点では細胞壁関連遺伝子、ホルモン関連遺伝子など数十の遺伝子について塩基配列の決定と機能が部分的に解析されているのみであり、非常に複雑な現象である果実成熟過程における遺伝子発現の全体像は不明である。そこで、9,812種類の発現遺伝子を搭載したニホンナシマイクロアレイを用いて、成熟過程で発現する遺伝子の種類と発現変動を解析し、成熟に関与する遺伝子群を特定することにより、育種への応用と栽培技術を用いた成熟制御技術開発の基盤を得る。 ※マイクロアレイとは、ある生物種の持っている多数の遺伝子の働く時期や働きの強さ(発現量)を一度に解析する手法である。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 育種 栽培技術 データベース 品種 |