タイトル | カワラヨモギ抽出物の収穫後処理によるモモ灰星病抑制効果 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2007~2009 |
研究担当者 |
中村ゆり 三好孝典 大嶋悟士 羽山裕子 立木美保 吉岡博人 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 食品添加物カワラヨモギ抽出物の主成分であるカピリンは、モモ灰星病菌(Monilinia fructicola(Winter)Honey)に対して高い抗菌活性を持つ。カワラヨモギ抽出物を収穫後のモモに処理することによって、モモ灰星病の病斑拡大を抑制することができる。 |
キーワード | モモ、糸状菌抑制効果、カピリン、最小発育阻止濃度、モモ灰星病 |
背景・ねらい | カワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb.)はキク科の多年草であり、生薬「茵陳蒿」として古くから利用されている。その抽出物である「カワラヨモギ抽出物」は食品添加物であり、酵母や様々な植物病原糸状菌に対して抗菌活性を持つことから、保存料として利用されている。カワラヨモギ抽出物において、抗菌活性を示すのは精油成分として含まれる「カピリン」であるが、カピリンはカンキツの主要な貯蔵病害である青かび病ならびに緑かび病に対して極めて高い抗菌効果が認められることから、カワラヨモギ抽出物を用いたカンキツ用防かび資材が開発・販売されている。そこで、日持ちが悪く、流通過程での果実腐敗発生の問題が大きいモモ果実について、収穫後のカワラヨモギ抽出物処理による果実腐敗病害の抑制効果について検討を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | きく 炭疽病 もも 良食味 その他のかんきつ |