タイトル | 2つのDAM遺伝子はニホンナシの自発休眠現象に深く関わっている |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2008~2010 |
研究担当者 |
森口卓哉 阪本大輔 伴 雄介 島田武彦 伊東明子 中島育子 斎藤寿広 |
発行年度 | 2010 |
要約 | ニホンナシ「幸水」の2つのDormancy associated MADS-box(DAM)遺伝子(PpMADS13-1およびPpMADS13-2)の発現は、自発休眠の誘導とともに高くなり、覚醒とともに低下することから、冬季の休眠現象に深く関わっている可能性が示唆される。 |
キーワード | 自発休眠導入、自発休眠覚醒、DAM遺伝子、発現解析 |
背景・ねらい | ニホンナシを含む落葉果樹は、秋季~冬季に加温しても萌芽しない自発休眠状態となり、ある一定量の低温に遭遇することで自発休眠から覚醒して萌芽する。最近、モモにおいて、休眠に関与する6つのMADS-box遺伝子(DAM遺伝子:Dormancy associated MADS-box)が単離・同定され、休眠しないevergrowing変異体では、そのうちの4つが欠失し、残る2つの発現も検出されないことが報告されている(Bielenberg et al. 2008. Tree Genet. Genomes 4:495-507)。また、ウメにおいては、DAM遺伝子の発現量は休眠の誘導とともに高くなり、覚醒とともに低下することが報告されている(Yamane et al. 2008. J. Am. Soc. Hortic. Sci. 133:708-716)。そこで、ニホンナシから2種類のDAM遺伝子を単離するとともに、遺伝子の発現と自発休眠現象との関係について明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | うめ 品種 もも |