| タイトル | 貝食性巻貝サキグロタマツメタ防除型漁場の造成に関する研究 |
|---|---|
| 担当機関 | 宮城県水産技術総合センター |
| 研究期間 | 1999~2010 |
| 研究担当者 |
酒井敬一 須藤篤史 田邉 徹 |
| 発行年度 | 2011 |
| 要約 | サキグロタマツメタ並びにアサリの分布調査の過程で、貝殻片や砂利が混ざった干潟では、アサリは本種の食害を受ける以前の密度を維持していることがわかり、漁場への応用を行ったものである。 |
| 背景・ねらい | 宮城県では、1999年に万石浦でサキグロタマツメタが初めて発見されて以来、アサリ採貝漁業や潮干狩り場が休止せざるを得ない等の甚大な被害を受けた。本種並びにアサリの分布調査の過程で、貝殻片や砂利が混ざった干潟では、アサリは本種の食害を受ける以前の密度を維持していたことから、干潟に粉砕カキ殻を混合させることで、本種の防除の可能性を検討したものである。 |
| 成果の内容・特徴 | 本種が侵入しにくい干潟では、粒度2~20mmの礫が50%以上存在することがわかった。水槽実験で再現性を確認したのち、野外の干潟に粉砕カキ殻混合実験区を設定し、標識放流したアサリの生残や着底した稚貝の密度、食害痕のある死殻等を調査した結果、漁場改良によりアサリの生残、稚貝の発生とも良好で食害防除にも有効であることが確認された。ただ、流れの速い干潟では、カキ殻の流出が認められため、その維持に改良を加える必要が生じ、砕石を混合することで、さらに効果的な干潟の改良が可能となった。 |
| 成果の活用面・留意点 | サキグロタマツメタが一度侵入した干潟から駆除で完全に取り除くことは不可能であるが、本研究により、侵入以前のアサリの生産性を回復することが可能となった。管轄する漁協支所では事業規模での造成も検討するようになり、今後、海上保安部とも協議しながら、造成を進めていく予定であったが、本県アサリ漁場は先の震災により甚大な被害を受けており、漁場復旧に本成果が活用されることが期待される。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=3318&YEAR=2011 |
| カテゴリ | 病害虫 防除 |
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