ミモザ抽出物によるマダイのエドワジエラ症の予防

タイトル ミモザ抽出物によるマダイのエドワジエラ症の予防
担当機関 三重県水産研究所
研究期間 2009~2011
研究担当者 羽生和弘
宮本敦史
発行年度 2011
要約 エドワジエラ症は、マダイ養殖に最も大きな被害をもたらす疾病の一つである。本症の予防を図ることを目的に、ミモザ抽出物を用いてマダイの食細胞の殺菌能を高める技術開発を行った。その結果、ミモザ抽出物をマダイに投与することにより、マダイの食細胞の殺菌能が向上し、本症の予防が可能となることが明らかとなった。
背景・ねらい エドワジエラ症は、養殖マダイの死亡や外観悪化をもたらす疾病であり、その被害額は年間数億円にのぼる。本症の原因細菌(Edwardsiella tarda)は宿主食細胞内で抵抗性を示すため、本症の予防には宿主食細胞の殺菌能を高めることが重要と考えられているが、これまでにそのような技術は開発されていない。一方、マメ科植物ミモザの樹皮抽出物は、安価でありながら多量のポリフェノールを含み、強い抗酸化作用を示すため、魚のストレス軽減や疾病予防に役立つ可能性がある。そこで本研究では、ミモザ抽出物をマダイに投与し、マダイの食細胞殺菌能を向上させ、エドワジエラ症の予防が可能か検討した。
成果の内容・特徴 ミモザ抽出物含有飼料またはミモザ抽出物不含飼料を28日間マダイに投与したところ、食細胞の殺菌能(ポテンシャルキリング活性)は、ミモザ抽出物含有飼料を投与したマダイの方が高かった(図1)。また、投与後E. tardaの菌液にマダイを暴露したところ、ミモザ抽出物含有飼料を投与したマダイの方が体内菌量と累積死亡率が低かった(図2、3)。
成果の活用面・留意点 ミモザ抽出物含有飼料をマダイに投与することにより、エドワジエラ症の予防が可能となり、養殖マダイの安定生産が可能となる。
図表1 235433-1.gif
図表2 235433-2.gif
図表3 235433-3.gif
研究内容 http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=3311&YEAR=2011
カテゴリ 抵抗性

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