タイトル | 温州萎縮ウイルスの2分節ゲノムを標的とした高精度診断法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
伊藤隆男 伊藤 伝 清水伸一 三好孝典 橘 泰宣 |
発行年度 | 2011 |
要約 | 温州萎縮ウイルス(SDV)の2分節ゲノムRNAの共通保存配列を標的として設計したユニバーサルプライマーを用いた1ステップRT-PCRにより、簡易かつ高精度にSDVを遺伝子診断できる。本法は既知のSDV全4系統に対応しており、多様な変異株が検出できる。 |
キーワード | 温州萎縮ウイルス、ユニバーサルプライマー、1ステップRT-PCR、遺伝子診断、高精度 |
背景・ねらい | 温州萎縮ウイルス(SDV)は、ウンシュウミカン等の樹勢を弱め、果実品質にも悪影響を与えるウイルスである。接木伝染の他、土壌伝染するとされ、防除には無毒母樹の利用が第一である。これまでに診断法として、RT-PCRによる遺伝子診断法や抗体を利用した簡易検定法が開発されてきた。しかし、SDVにはSDV系統の他、カンキツモザイクウイルス(CiMV)、ネーブル斑葉モザイクウイルス(NIMV)、ヒュウガナツウイルス(HV)の全4系統が知られ、これらの系統を安定して検出できる診断法の開発が望まれていた。そこで、RT-PCRに用いるプライマーの設計部位や配列を工夫し、SDV全4系統の検出が可能な高精度診断法を開発することを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/fruit/2011/152a0_10_02.html |
カテゴリ | 病害虫 温州みかん 簡易検定法 ネーブル 日向夏 防除 その他のかんきつ |