タイトル | 体外成熟培地へのウシ卵胞液添加はウシ体外成熟卵子のATP量を増加させる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2010~2011 |
研究担当者 |
ソムファイ タマス 稲葉泰志 渡辺伸也 下司雅也 永井 卓 |
発行年度 | 2011 |
要約 | ウシ卵胞液添加培地で培養することでウシ体外成熟卵子のATP量は増加するが、体外受精後の胚盤胞期への発生率は変わらない。また、卵胞液存在下では、電子伝達系阻害剤添加によるストレスに伴う卵子のATP量の減少が軽減され、受精率は低下しない。 |
キーワード | ウシ、体外成熟卵子、卵胞液、ATP量、発生率、電子伝達系阻害剤、受精率 |
背景・ねらい | ウシの体外受精技術において、卵子の体外成熟技術は体外受精卵作出効率を向上させるために重要である。しかし、体外成熟卵子は体内成熟卵子と比較して、体外受精後の胚発生率が低いため、体外成熟培地の改善が必要である。近年、低品質卵子における低い胚発生と卵子内のミトコンドリアにおけるATP産生が関係していることが報告されている。一方で、哺乳類の卵胞液は、卵子内のミトコンドリア活性を高くすることが知られている。そのため、ウシ卵胞液が卵子内のミトコンドリアの活性に及ぼす影響を調査するとともに、ウシ卵子の受精および胚発生におけるATPの重要性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2011/130c0_10_02.html |
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