多収かつ大粒で製粉歩留が優れるソバ新品種「レラノカオリ」

タイトル 多収かつ大粒で製粉歩留が優れるソバ新品種「レラノカオリ」
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
研究期間 2001~2011
研究担当者 森下敏和
鈴木達郎
六笠裕治
本田 裕
発行年度 2011
要約 ソバ品種「レラノカオリ」は、北海道の普及品種「キタワセソバ」と比較して大粒で実需者の製粉工程での製粉歩留に優れる。収量も「キタワセソバ」より多収で、「キタワセソバ」並みの良食味である。
キーワード ソバ、大粒、製粉特性
背景・ねらい 北海道は、ソバの全国生産の1/3を占める主産地である。府県のそば産地では新品種導入やブランド品種の地域特産化が進むなかで、北海道は1989年に育成された「キタワセソバ」が9割以上を占める状況にある。そこで、他の産地と差別化を図り地域の活性化につなげることを目的に、「キタワセソバ」より多収で高品質なソバ品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 「レラノカオリ」の収量は、深川市で北海道の普及品種「キタワセソバ」よりも多収である(表1)。遅刈における収量も「レラノカオリ」の方が多い(図1)。
  2. 「レラノカオリ」の草丈は「キタワセソバ」よりもやや短い(表1)。
  3. 「レラノカオリ」は「キタワセソバ」よりも千粒重がやや重い(表1)。
  4. 「レラノカオリ」は「キタワセソバ」よりも大粒の割合が多く、実需者での製粉歩留が優れる(表2)。
  5. 「レラノカオリ」の食味は「キタワセソバ」とほぼ同じである(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及対象:ソバ生産者。
  2. 普及予定地域・普及予定面積等
    • 北海道一円(深川市2,500ha、新得町600ha、旭川市4ha、幌加内町2ha)。
    • 現保有種子量は200kg。当面は育成機関から限定的に配布し、その後は種苗許諾先から配布。なおJAきたそらち(深川市)とは種子生産の許諾契約済み。
  3. その他
    • 2012年1月の北海道農業試験会議(成績会議)において普及奨励と判定され、北海道農作物優良品種認定委員会において優良品種に認定された。
    • 「レラノカオリ」は遺伝資源「端野・緋牛内」から系統分離により育成された品種である。
    • 「レラノカオリ」のレラはアイヌ語で風を意味する。すなわち「風の香り」、風味があって美味しいそばという意味である。
図表1 235782-1.png
図表2 235782-2.png
図表3 235782-3.png
図表4 235782-4.png
研究内容 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2011/320d0_01_45.html
カテゴリ 遺伝資源 新品種 そば 品種 良食味

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