タイトル | 口蹄疫ウイルス感染動物とワクチン接種動物の抗体を識別するキットの評価 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2011~2012 |
研究担当者 |
深井克彦 坂本研一 森岡一樹 小野里洋行 大橋誠一 菅野 徹 吉田和生 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 口蹄疫ウイルス感染動物とワクチン接種動物の抗体を識別するキットの健康動物およびワクチン接種動物に対する特異性は液相競合ELISAと同程度に高い。一方、それらのウイルス野外感染動物に対する感度は液相競合ELISAよりも著しく低い。 |
キーワード | 抗体、口蹄疫、ワクチン |
背景・ねらい | 一般に、口蹄疫清浄国で本病が発生した場合、防疫対策として感染動物等の摘発淘汰と移動制限が実施される。しかし、摘発淘汰される頭数が多数となる場合があるため、近年では限定的なワクチン接種が認められる傾向にあり、2010年のわが国での本病発生時もワクチン接種が実施された。そのワクチン接種はワクチン接種動物の殺処分を前提としたものであったが、発生状況、殺処分動物の埋却による環境汚染、動物福祉および希少な遺伝的資源の保全等の観点から、ワクチン接種動物の殺処分を前提としないワクチン使用も検討しておく必要があるが、その場合、口蹄疫ウイルス感染動物とワクチン接種動物を識別する必要がある。本課題では、わが国で本病が発生した場合の防疫措置として、市販の口蹄疫ウイルス感染動物とワクチン接種動物の抗体識別キットを用いた、ワクチン接種動物の殺処分を前提としないワクチン使用の是非を検討する際の科学的知見を提供する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2012/170a3_01_07.html |
カテゴリ | 豚 |