ウシCXCL8に対するモノクロ-ナル抗体

タイトル ウシCXCL8に対するモノクロ-ナル抗体
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所
研究期間 2009~2011
研究担当者 清水眞也
広田次郎
発行年度 2012
要約 新たに作出したウシCXCL8に対するモノクロ-ナル抗体を用いることにより、種々の試料中のウシCXCL8の測定および、免疫染色によって組織内におけるウシCXCL8の分布の解析が可能となる。
キーワード ウシCXCL8、ELISA、免疫染色
背景・ねらい CXCL8(別名インターロイキン8)は、炎症および免疫認識において主要な役割を担うサイトカインで、リポ多糖類等の刺激により、単球、マクロファージ、内皮系細胞および好中球などの種々の細胞で産生され、特に好中球において様々に作用する。ウシCXCL8の牛体内での活性や動態を研究するためには、抗ウシCXCL8モノクロ-ナル抗体が有用となる。そこで、抗ウシCXCL8モノクロ-ナル抗体を樹立し、これを用いたELISAによるウシCXCL8の測定系を確立する。
成果の内容・特徴
  1. ウシCXCL8に対する3種類のモノクロ-ナル抗体 (SH8-8D7、SH8-12A5、SH8-2A1)を樹立する。樹立したモノクロ-ナル抗体は、免疫沈降法およびウエスタンブロットでウシCXCL8と反応している(図1)。
  2. 1株(SH8-2A1)は、ウシCXCL8の中和活性を有する。
  3. 樹立したモノクロ-ナル抗体の内、捕捉抗体にSH8-12A5を、検出抗体にSH8-2A1を用いることにより、ウシCXCL8を検出可能である。測定範囲は、20-1000pg/mlである(図2)。
  4. ヒトCXCL8には軽度に反応しているが、他のウシサイトカインとの交叉性はない(表1)。
  5. 培養上清中のウシCXCL8の測定が可能である。
  6. SH8-2A1は、免疫染色に適用可能である(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. ウシCXCL8が定量可能となったことで、さまざまな疾病における、CXCL8の関与や動態が明らかとなる。
  2. ウシCXCL8の免疫染色が可能となったので、ウシCXCL8の病理学的な解析で利用できる。
図表1 236080-1.png
図表2 236080-2.png
図表3 236080-3.png
図表4 236080-4.png
研究内容 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2012/170c1_02_16.html
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