タイトル | 高温におけるキシルロース発酵能を強化した酵母を用いたバイオエタノール生産法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2011~2012 |
研究担当者 |
榊原祥清 王 暁輝 中村敏英 徳安 健 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 高温におけるキシルロース発酵能を強化した酵母株を用いて同時異性化発酵を行うことにより、稲わら等のリグノセルロース系バイオマスに多く含まれるキシロースを、40℃でキシルロースに酵素変換しながらエタノールに発酵する技術である。 |
キーワード | バイオエタノール、キシロース、酵母、同時異性化発酵、稲わら |
背景・ねらい | 再生可能資源であるバイオマスから生産されるエタノール(バイオエタノール)は、ガソリンの代替燃料として利用することにより、地球温暖化抑制に寄与するものとして注目されている。食料との競合を避けるために、稲わらのようなリグノセルロース系バイオマスからバイオエタノールを生産することが求められているが、これらのバイオマスには一般的な酵母が利用できないキシロースも多く含まれており、キシロースを効率的にエタノールに変換する技術が必要である。バイオエタノールの生産には、糖化と発酵を同時に行う並行複発酵がしばしば用いられるものの、リグノセルロース系バイオマスの並行複発酵では、酵素による糖化の最適温度(約50℃)と酵母による発酵の最適温度(約30℃)とが大きく異なるという問題が生じている。本研究ではリグノセルロース系バイオマスにおける並行複発酵の効率化を図るために、40℃でキシロースをエタノールに変換する方法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nfri/2012/220c0_02_03.html |
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