タイトル | ススキ草地の火入れ処理は植生の炭素と窒素構成を変え植生構造に関与する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2002~2013 |
研究担当者 |
板野志郎 坂上清一 中神弘詞 堤 道生 中尾誠司 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 火入れ処理により、ススキ草地群落内の地上部のC-N構成は変化する。また、燃焼により多量の窒素が消失しても、高いC-N比構成を持つススキは他の植物種より有利に適応でき、ススキ草地が維持される。 |
キーワード | ススキ草地、植生、炭素・窒素、火入れ、採草 |
背景・ねらい | ススキ草地は、火入れや刈り払いの管理により維持される日本の代表的な半自然草地であり、生産量が高く、飼料や堆肥資材としての有用な畜産資源を提供するとともに、多様な草原生物種を保持する役割を担っている。植物群落の植生維持および遷移には物質循環機能が強く関わるが、ススキ草地の植生維持機構と物質循環機能の関連性は明らかにされていない。本研究では、ススキが優占する草地に、放棄処理(A区)、採草処理(H区)、火入れ処理(F区)、および火入れ・採草処理(FH区)の区を設定し、各処理区におけるススキ草地の植物体地上部の炭素と窒素の構成量の3年間(2002~2004年)の動きを調査した。その結果に基づき人為的処理にともなう物質構成量とススキ草地の植生維持機構の関わりを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2013/nilgs13_s36.html |