タイトル | 異種遺伝子を含まない酵母を用いた高効率キシロース発酵法の開発 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究期間 | 2012~2013 |
研究担当者 |
榊原祥清 中村敏英 徳安健 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 実用的な高効率バイオエタノール生産法を構築するために、異種遺伝子を用いずに キシルロース発酵能が強化されたSaccharomyces cerevisiae 酵母を開発する。本酵母を使用して同時異性化発酵を行うことにより、リグノセルロース系バイオマスに含まれるキシロースを効率良く発酵できる。 |
キーワード | バイオエタノール、キシロース、酵母、同時異性化発酵、セルフクローニング |
背景・ねらい | 稲わら等リグノセルロース系バイオマス原料を利用してバイオエタノールを効率的に生産するには、これら原料に多量に含まれるキシロースのエタノールへの変換が重要な課題である。しかしながら、醸造産業等でエタノール発酵に最もよく利用されているSaccharomyces cerevisiae 酵母はキシロースを利用することができず、遺伝子組換えによるキシロース発酵能の付与が行われている。既に我々も、高キシルロース発酵性遺伝子組換え酵母株Candida glabrata 3163 dgXK1を用いて、キシロースイソメラーゼを添加した同時異性化発酵を行うことにより、従来困難であったキシロースの高温(40 °C)発酵法の開発に成功している(平成24年度食品試験研究成果情報)。しかし、遺伝子組換え体の利用は、拡散防止措置の必要性等から、実用化の際の障害となることが予想される。そこで、同種遺伝子のみを使用するセルフクローニングによってS. cerevisiae を改良し、C. glabrata 3163 dgXK1と同等の同時異性化発酵能を有する酵母株を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nfri/2013/nfri13_s05.html |
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