| タイトル |
表層トロールを用いたスルメイカ資源量の漁期前把握手法の開発 |
| 担当機関 |
(独)水産総合研究センター 日本海区水産研究所 |
| 研究期間 |
2011~2013 |
| 研究担当者 |
木所英昭
|
| 発行年度 |
2014 |
| 要約 |
日本海において漁獲加入前のスルメイカ(主に外套背長10cm以下)の分布状況を把握するため、表層トロールによる採集調査を実施してきた。その結果、4月に秋季発生系群に相当する外套背長5cm以上の平均採集個体数と、秋季発生系群の資源量の間には有意な正の相関関係が得られ、この調査で漁期前に資源量を把握可能であることが示された。
|
| 背景・ねらい |
スルメイカは毎年世代が更新するため、翌年の資源量を予測するのが困難である。したがって、漁期前の調査によって資源量を把握することが本種の漁況予測および資源管理を行う上で重要であり、その把握手法の開発が以前より求められてきた。
|
| 成果の内容・特徴 |
2001年以降、各県の試験研究期間と共同で、4月中旬に表層トロールを用いた漁獲加入前のスルメイカの採集試験を実施してきた(図1)。その結果、これまでの調査ではスルメイカは表面水温7℃以下の海域では採集されなかった(図2)。また、表面水温によって採集されるスルメイカの外套背長は異なり、表面水温10~11℃台の海域では外套背長5cm以上の個体が多く採集されたのに対し、表面水温が12℃以上の海域では外套背長2~3cm台の個体が多く採集された(図2)。2001~2010年の調査結果を用いた解析では、外套背長5cm以上のスルメイカの平均採集個体数と、秋季発生系群の資源量の間には有意な正の相関関係(r2 = 0.51、p < 0.05)が認められ、この調査結果を基に漁期前に資源量を予測出来ることが示唆された(図3)。
|
| 成果の活用面・留意点 |
調査結果とスルメイカ秋季発生系群の資源量の間には有意な相関関係が示されたものの、資源量の予測精度がまだ十分とはいえない。そのため、調査時の水温情報をもとに調査海域を選定し、効率の良い調査を行うことで調査精度の向上を目指している。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| 研究内容 |
http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4874&YEAR=2014
|
| カテゴリ |
|