エコフィードの肥育豚への給与効果と利用方法

タイトル エコフィードの肥育豚への給与効果と利用方法
担当機関 山口農総セ
研究期間 2005~2008
研究担当者
発行年度 2008
要約
エコフィードを市販配合飼料の一部として代替給与する場合、その代替率は肥育前期で30%、肥育後期で10%とすることにより、飼料要求率が改善し、肥育期間中の飼料費を低減することができる。また、豚肉の脂肪融点は低下せず、上物率も市販配合飼料を給与する場合と遜色ない。
キーワード ブタ、エコフィード
背景・ねらい
本県では、県内企業が食品製造工場、コンビニエンスストア、学校給食などから発生する調理屑、売れ残り食品や食べ残しなどを原料とした家畜用飼料(以下、エコフィード)の製造を開始しており、豚への給与方法の確立が求められている。そこで、肥育豚に対するエコフィードの給与効果やその利用方法を明らかにするため、肥育前期及び肥育後期を通してエコフィードを給与し、豚用飼料としての利用性を検討する。
成果の内容・特徴
  1. エコフィードは、市販配合飼料より高蛋白・高脂肪で、TDNが高い(表1)。
  2. 市販配合飼料の10%、30%をエコフィードで代替して給与すると、市販配合飼料を給与する場合と比べて、豚の発育に有意差はなく、飼料要求率が改善する。50%代替して給与すると、発育はいずれの区分と比べても有意に遅くなる(表2)。
  3. 豚肉の脂肪融点は、エコフィードを10%代替しても変わらないが、30%及び50%代替すると低下する(表3)。
  4. 肥育前期にエコフィードを30%代替して給与する場合、肥育後期でエコフィードの代替率を10%に落とすことにより、脂肪融点の低下を防ぐことができる(表3)。
  5. 上物率は、市販配合飼料を給与した場合と差がなく、安価なエコフィードを利用することにより飼料費が低減できる(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. エコフィードの代替率を肥育前期で30%、肥育後期で10%とすることで、豚肉の脂肪融点は低下せず、市販配合飼料を給与した豚と遜色ないものが生産できる。
  2. 飼料要求率が改善し、肥育期間中の飼料費を低減できることから、養豚農家の経営安定が期待できる。
  3. エコフィードは、食品製造工場の調理屑、学校給食の食べ残し、コンビニエンスストアの廃棄弁当などの原料を減圧乾燥機により70℃6時間で乾燥した後、脱脂機により粗脂肪含量を10%程度に調整したものである。
  4. 本研究での供試豚は三元交雑種(LWD)である。
図表1 235027-1.jpg
図表2 235027-2.jpg
図表3 235027-3.jpg
図表4 235027-4.jpg
カテゴリ 乾燥 経営管理

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる