| タイトル | 安定同位体を用いたノリ葉体の栄養塩の取り込み量の把握 |
|---|---|
| 担当機関 | 香川県水産試験場 |
| 研究期間 | 2010~2014 |
| 研究担当者 |
藤原宗弘 龍満直起 |
| 発行年度 | 2014 |
| 要約 | ノリ葉体の色調回復に必要な窒素量を把握するため、15Nを指標とした培養液を用い、段階的に吸収時間を変化させたノリ葉体の培養試験を行った。 |
| 背景・ねらい | 近年、多くのノリ養殖漁場で栄養塩濃度の低下にともなうノリの色落ちが頻発し、ノリ養殖業の経営のみならず地域経済にも深刻な影響を及ぼしている。ノリ養殖業は、沿岸・内湾生態系における物質循環の一部を活用した産業であることから、その持続的な発展を実現するためには、ノリ漁場およびその周辺海域における栄養塩等の動態を定量的に明らかにした上で、有効かつ適切な栄養塩の管理手法を開発・提言することが必要である。そこで、本調査では、ノリ葉体の色調回復に必要な窒素量を室内培養実験(図1)によって明らかにした。 |
| 成果の内容・特徴 | ノリ葉体の窒素(15N)吸収量は50nmol/cm2/h程度であったが(図2)、バックグランド海水の窒素が枯渇した状態では、一時的に窒素濃度が高い環境に置かれてもノリ葉体は色調を回復できなかった(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 本調査結果から、ノリ養殖漁場におけるノリ葉体の現存量と水量から、必要な栄養塩濃度を推定することが可能となる。ただし、漁場の潮流条件によって、必要な濃度は大きく変化することに注意する必要がある。 現地観測結果から、灘部の緩流型のノリ養殖漁場では、DIN濃度が3μmol/Lを切るとノリ葉体は1週間程度で色落ちした。 極端な栄養塩の枯渇状態にないノリ養殖漁場においては、施肥によるノリ葉体の色調回復が認められていることから、施肥を考える際には、バックグランドとなる海水の窒素濃度に留意する必要がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=4873&YEAR=2014 |
| カテゴリ | 経営管理 施肥 |
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