タイトル | エンドファイト由来のロリンアルカロイドはアカスジカスミカメの生存率を低下させる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2008~2014 |
研究担当者 |
柴卓也 荒川明 菅原幸哉 吉田信代 森本信生 |
発行年度 | 2014 |
要約 | Epichloë属の共生糸状菌(エンドファイト)が宿主植物中に産生するロリンアルカロイド(N-フォルミルロリン)は、斑点米カメムシ類の代表種で近年発生・優占地域が急増しているアカスジカスミカメの生存率を著しく低下させる。 |
キーワード | 害虫防除、斑点米カメムシ類、アカスジカスミカメ、N-フォルミルロリン |
背景・ねらい | 斑点米カメムシ類の一種であるアカスジカスミカメ(図1)は、近年急速に発生・優占地域を拡大しており、本種による斑点米被害が増加している。本種は牧草地やイネ科雑草地で増殖してから水田に侵入することから、牧草地に近接する水田では本種による被害が発生しやすい。Epichloë (syn. Neotyphodium)属の共生糸状菌(エンドファイト)が感染した牧草は、菌が産生する昆虫に対して毒性を持つ化合物を体内に蓄積し、カメムシ類やウンカ類の生存率を低下させる例が知られており、害虫抵抗性牧草作出のための育種素材として期待されている。そこで、エンドファイト感染牧草がアカスジカスミカメに対しても致死的に作用するかを明らかにするため、エンドファイト由来の化合物で昆虫への毒性の報告があるN-フォルミルロリン(NFL)およびペラミンを本種に経口投与する試験を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2014/nilgs14_s03.html |
カテゴリ | 病害虫 アカスジカスミカメ 育種 害虫 カメムシ 雑草 水田 抵抗性 斑点米 斑点米カメムシ 防除 |