タイトル | ナス科対抗植物の短期間栽培によるジャガイモシストセンチュウ密度低減 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2011~2014 |
研究担当者 |
伊藤賢治 奈良部孝 佐久間太 相場聡 臼木一英 古川勝弘 小野寺鶴将 |
発行年度 | 2014 |
要約 | ナス科のSolanum peruvianumまたはハリナスビを、休閑緑肥として初夏に1kg/10a播種して60~80日間栽培すると、圃場のジャガイモシストセンチュウ密度は20%以下に低減し、中密度以下の圃場であれば要防除水準(10卵/1g乾土)以下になる。 |
キーワード | ジャガイモシストセンチュウ、Solanum peruvianum、ハリナスビ、耕種的防除 |
背景・ねらい | 北海道の畑作地帯で大きな被害をもたらしているジャガイモシストセンチュウGlobodera rostochiensis(以後PCNと表記)に対して、低コスト・環境調和型防除資材の利用技術の開発が求められている。トマト野生種の一種であるSolanum peruvianum(以後ペルビアナムと表記)とハリナスビSolanum sisymbriifoliumは、休眠中のPCN卵を一斉にふ化させるが、根に侵入した幼虫を成虫まで成長させないため、PCN卵密度を40~90%低下させることが確認されている。両種はPCNに対する対抗植物(捕獲作物)として有望であるが、90日以上の栽培期間が必要とされ、圃場に落ちた種子による雑草化や後作への影響が問題となる。そこで、これらナス科対抗植物の栽培期間を結実前の60~80日程度に短縮した場合のPCN密度低減効果と、機械播種による輪作体系への導入について検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2014/14_039.html |
カテゴリ | 肥料 病害虫 青枯れ病 コスト 栽培技術 雑草 低コスト トマト なす 播種 ばれいしょ 防除 輪作体系 |