| タイトル |
国内製のポテトプランタに対応した千鳥植え装置 |
| 担当機関 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
| 研究期間 |
2013~2014 |
| 研究担当者 |
国立卓生
辻博之
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| 発行年度 |
2014 |
| 要約 |
開発した千鳥器具などを市販のポテトプランタに装着することで15cm幅の千鳥植えが行える。中粒の種馬鈴薯を対象とし、株間30cmの時、作業速度4km/h程度が可能である。栽植条間と爪の配置を換えることにより市販ロータリヒラーで早期培土できる。
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| キーワード |
バレイショ、千鳥植え、ポテトプランタ
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| 背景・ねらい |
作物の生産効率を高める集約的な栽植様式として千鳥植え栽培が知られており、千鳥植え栽培を行うと作物間の競合が軽減されて収穫物としての歩留まりが向上する、増収しやすい、などの利点が得られる。しかし、国内にはこれまで千鳥植えできるポテトプランタがなく、新たに開発しようとすると多額の費用がかかるなどの課題がある。そこで、既存のポテトプランタで行える千鳥植え装置を開発する。また、千鳥植え栽培を行う際に種馬鈴薯の損傷と生育期間の緑化リスクが小さい、市販ロータリヒラーによる培土方法を考案した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 開発した千鳥植え装置は、市販のポテトプランタと新たに考案した千鳥器具、市販品に装備された播種用溝切り器、鎮圧ローラ、覆土ディスクおよびその取り付け部を千鳥栽培用に改良したもので構成される(図1)。
- 新たに考案した千鳥器具は、播種装置から繰り出された種馬鈴薯の落下方向をその自重によって進行方向の交互左右に切り替えて15cm幅で植え付けるものであり、0.27秒毎に播種装置から落下する種馬鈴薯の間隔に対応し、株間30cm、作業速度4km/h(1.11m/s:通常の作業速度は1m/sec未満)以下の時の性能は、種馬鈴薯を振り分ける割合で97%以上である(重さ40~60g程度、全長50~60mm程度の全粒種馬鈴薯使用時)(図2)。また、上記範囲における株間のバラツキは(標準偏差)は、作業速度を問わず10cm程度である。千鳥器具は、動力が不要で構造も簡易であり、種馬鈴薯の落下スペースに幅25×高さ25×奥行き10cm程度の空間があれば容易に設置できる。
- 千鳥植え装置を装着したポテトプランタによる播種作業は、既存の施肥用溝切り器による作溝施肥、改良を加えた播種用溝切り器による施肥条両脇の作溝、千鳥器具による種馬鈴薯の播種、鎮圧ローラによる覆土前の鎮圧および覆土ディスクによる土寄せの手順により一工程で行われる。
- 千鳥植え栽培の栽植様式を緑化リスクの少ない広畝2畦栽培(2条4列植え)とした場合、栽植条間を66cmにして市販ロータリヒラーのロータリ爪を図3のように一部変更することで早期培土できる(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ポテトプランタは、十勝農機(株)製の傾斜回転円盤式(型式P-2F)を用いた。市販ローラリヒラーは、GRIMME製(型式DF1500)を用いた。
- 千鳥栽培による増収などの効果に関しては、今後、詳細を詰める。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 研究内容 |
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2014/post_95.html
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| カテゴリ |
施肥
播種
ばれいしょ
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