タイトル | 高温期ホウレンソウの収穫前遮光除去・晴天日遭遇後収穫による品質向上技術 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター |
研究期間 | 2004~2015 |
研究担当者 |
吉田祐子 浜本浩 山崎敬亮 村上健二 生駒泰基 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 高温期ホウレンソウにおける遮光栽培で、出荷基準を満たす草丈を確保した上で、硝酸含量を低減し、アスコルビン酸含量、株重・葉色の向上を図るためには、草丈20cm程度で遮光資材を除去し、5~8日経過した後に晴天が2日続いた翌日の午前中に収穫する。 |
キーワード | ホウレンソウ、遮光除去、アスコルビン酸、硝酸、株重・葉色 |
背景・ねらい | ホウレンソウは高温に弱いため、夏季高温期には草丈の伸長促進の目的で、本州平地では遮光栽培が行われ、慣行では栽培全期間で遮光が行われている。全期間遮光による問題として、有用成分であるアスコルビン酸含量の低下、過剰な摂取は望ましくない成分である硝酸含量の増加、葉色が薄く徒長気味の外観となる「品質低下」がある。 そこで、高温期ホウレンソウの遮光栽培における収穫前の遮光資材除去(以下、「遮光除去」)および収穫前の天候の考慮による品質向上技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
本技術の導入により、収穫株数にほぼ変化はなく、1株重が約1.4倍となることから、収量および売上額が約1.4倍になると見込まれる。生産者手取り額は500~1,000円/kg、夏作ホウレンソウは1~2作/年とした場合、売上額増加は10,300円~41,200円/年/aとなり、トンネル遮光導入のための投資額は、資材耐久年数を5年とした場合4,900円/年であるため、経営上導入可能である。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/warc/2015/15_050.html |
カテゴリ | 害虫 経営管理 栽培技術 出荷調整 播種 ほうれんそう |