タイトル | 茎葉多収型イネWCS用品種「たちはやて」は飼料用稲麦二毛作体系に適する |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
山口弘道 石川哲也 石崎摩美 草佳那子 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 飼料用稲麦二毛作体系にイネWCS向け茎葉多収型早生品種「たちはやて」を導入すると、オオムギWCS収穫後の6月中旬に移植しても、9月中旬に黄熟期収穫が可能で、出穂期が近い穂重型品種と同等の乾物収量、TDNが確保できる。 |
キーワード | イネWCS、茎葉多収、稲麦二毛作、乾物収量、TDN |
背景・ねらい | 近年のイネWCS(ホールクロップサイレージ)生産では、消化性に優れ、高い乾物収量が得られる「たちすずか」、「たちあやか」、「リーフスター」といった茎葉多収型品種の利用が増えている。しかしながら飼料用稲麦二毛作体系においては、これらの品種は中生から極晩生の熟期で生育期間が長いため、オオムギWCS収穫後の晩植条件では収穫時期が遅くなり、イネWCS収穫後の飼料用オオムギ栽培のための準備期間の確保やオオムギの適期播種が困難になる。また、近年、北関東の二毛作地帯での被害が大きい縞葉枯病に対しても、これらの品種はいずれも罹病性であるため、導入は困難である。 そこで、作物研究所で育成された、早生で縞葉枯病抵抗性であるイネWCS用茎葉多収型品種「たちはやて」を飼料用稲麦二毛作体系に導入し、飼料用オオムギ栽培のための準備期間を確保しながら、乾物・TDN収量の多収を図る。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2015/narc15_s17.html |
カテゴリ | 病害虫 大麦 縞葉枯病 飼料用作物 水田 抵抗性 二毛作 播種 品種 防除 |