タイトル | ニホングリ「ぽろたん」の自発休眠覚醒モデル |
---|---|
担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2011~2013 |
研究担当者 |
阪本大輔 井上博道 草塲新之助 森口卓哉 杉浦俊彦 |
発行年度 | 2015 |
要約 | ニホングリ「ぽろたん」における自発休眠覚醒効果は0~6℃が最も有効であり、それより高温の9℃での有効性は0~6℃の約85%、12℃では約65%となり、15℃は無効である。 |
キーワード | ニホングリ、自発休眠、低温要求量、発育速度モデル |
背景・ねらい | 近年、渋皮剥皮性が良いニホングリ「ぽろたん」の新植面積が増加する一方で、新植樹の凍害による枯死事例が各地で頻発しており、凍害防止対策が産地拡大における喫緊の課題となっている。これまでに、ナシやモモでは春季に地上部の各器官の耐凍性は自発休眠覚醒後より地温の上昇に伴い根からの吸水が開始されることにより低下することが分かっているが、クリの自発休眠特性についてはほとんど明らかにされていない。また、凍害対策としてクリでは断根処理により根からの吸水を抑制する方法が開発されており、初冬季から早春季の凍害抑制には自発休眠期間中に断根処理を行うことが望ましいと考えられる。今後、地球温暖化が進むことにより、断根処理の適期である自発休眠期が遅延する可能性がある。そこで、ニホングリ「ぽろたん」における自発休眠覚醒に有効な温度帯を明らかにするとともに、杉浦ら(1997)が開発した発育速度(DVR)モデルに基づいて自発休眠覚醒モデルを作成する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/fruit/2015/fruit15_s19.html |
カテゴリ | くり 凍害 もも |