タイトル | 我が国で分離された欧州型豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルスの病原性 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2010~2014 |
研究担当者 |
井関博 高木道浩 川嶌健司 芝原友幸 黒田淑子 恒光裕 山川睦 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 我が国で初めて分離された欧州型豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルスを実験的に子豚に接種したところ、単独の感染では重篤な症状を示さないが、子豚に対して間質性肺炎を引き起こし、感染個体は多量のウイルスを体外に排出する。 |
キーワード | 欧州型、豚繁殖・呼吸障害症候群、PRRS、ウイルス、豚 |
背景・ねらい | 豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)は、豚に感染すると母豚に流死産、子豚に肺炎などの呼吸器障害を引き起こす。PRRSVは、その遺伝子の特徴から北米型と欧州型の二種類に大別され、これまで我が国には北米型のみが浸潤していると考えられてきたが、2008年に採材された病豚の肺から初めて欧州型のPRRSVが分離され、遺伝子は2006年に北米で分離されたウイルスと近縁であった。本ウイルスが分離された農場では、ウイルス遺伝子が検出された若齢動物の死亡率が約30%と平常時よりも高かったことから、豚の斃死に分離ウイルスが直接的あるいは間接的に関与した可能性が示唆された。そこで、子豚に分離ウイルスを実験的に感染させ、欧州型PRRSVの特徴を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2015/niah15_s02.html |
カテゴリ | 繁殖性改善 豚 |