タイトル | 豚糞堆肥化処理におけるアンモニア低減細菌Bacillus sp. TAT105の製剤的利用 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
黒田和孝 田中章浩 和木美代子 福本泰之 安田知子 中崎清彦 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 豚糞の堆肥化処理において、Bacillus sp. TAT105を固形培地で培養後、乾燥した試作微生物製剤を開始時の混合物中で107 CFU/g乾物以上となる量を添加することにより、堆肥化過程でのアンモニア発生が低減される。 |
キーワード | 水質汚濁防止法、畜産廃水、リン、亜鉛、銅 |
背景・ねらい | 堆肥化過程で揮散するアンモニアをアンモニウム資化菌により堆肥中に固定して悪臭の発生を軽減すると同時に、堆肥の窒素成分濃度を高めて資源循環に寄与する。筆者らは豚糞の堆肥化過程で増殖する、高アンモニウム耐性を有するアンモニウム資化能の高い高温性細菌Bacillus sp. TAT105の液体培養物を107 CFU/g乾物程度となる量を添加して豚糞の堆肥化処理でのNH3発生が低減され、堆肥中の窒素量が高まることが確認している(Kuroda et al., 2004)。しかしながら、実際の堆肥化処理での微生物の添加利用においては、乾燥粉末状態の製剤化したものを用いることになるため、製剤としての有効利用条件を確認する必要がある。本研究では、この菌を用いて微生物製剤を試作し、実験室規模の豚糞堆肥化試験(素材として豚糞、オガクズ使用、試料重量約4kg)により利用のための基礎的条件を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2015/karc15_s17.html |
カテゴリ | 乾燥 豚 |