タイトル | 遺伝子定量手法による食中毒菌の損傷度評価法開発と回復培地の妥当性評価 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究期間 | 2014~2016 |
研究担当者 |
川崎晋 細谷幸恵 稲津康弘 川本伸一 小関成樹 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 食品加工の様々な殺菌工程で発生しうる損傷菌について、その評価手法および検出法が求められている。損傷菌の損傷度を評価するため、定量PCR法による増殖遅延を指標とした評価法の開発と検出可能な水準まで迅速に増殖させる回復培地の検討を行う。 |
キーワード | 損傷菌、定量PCR、増殖遅延、妥当性確認試験 |
背景・ねらい | 微生物に殺菌処理を与えた際、その多くは死滅に向かうが、処理が不十分であった場合、損傷菌の状態で生残する可能性が指摘されている。このため食品製造現場では安全性の確保を第一に過度な殺菌条件を設定している。しかし過度な殺菌は、食品の風味や食感の劣化を引き起こし、食品の嗜好性を失うことがある。本研究では、食品製造過程で行われる殺菌工程において発生しうる損傷菌の損傷度を評価できる手法を開発し、効率的な殺菌効果測定手法の提供を目指す。 さらに、損傷菌の検出には既存より優れた損傷回復用培地が必要となる。以前当研究室で開発・実用化した食中毒菌迅速検査用培地(以降、開発培地)は損傷状態のサルモネラ属菌の回復に一定の効果を認めていることから、さらにリステリアモノサイトゲネスの回復効果についても評価試験を行い、開発培地の優位性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2016/nfri16_s13.html |
カテゴリ | 加工 評価法 モニタリング |