タイトル | 土壌診断のための土壌中の作物可給性農薬の迅速検出法 |
---|---|
担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2013~2015 |
研究担当者 |
清家伸康 渡邉栄喜 稲生圭哉 大谷卓 元木裕 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 水で抽出した土壌中農薬は、土壌種が異なっていても作物が吸収可能な画分(作物可給性農薬)として評価できる。さらに、酵素免疫測定(ELISA)法を用いることで、簡易・迅速に検出できる。 |
キーワード | 農薬、水抽出、作物可給性、ELISA、土壌診断 |
背景・ねらい | 土壌中の残留農薬濃度は、通常、アセトン等の有機溶媒による全量抽出で評価されている。しかし、土壌に残留する全ての農薬が作物体へ吸収されるわけではなく、土壌中の水へ溶出した農薬が作物体へ移行することが想定される。一方、農薬の吸着特性は土壌種によって異なるため、土壌中の水への溶出も土壌種によって異なると考えられる。したがって、全量抽出によって得られた土壌中の農薬濃度で作物の栽培前に土壌診断を行うと、作物に移行する農薬量を過大評価する可能性がある。そこで、土壌から水で抽出される農薬濃度(水抽出濃度)と作物中濃度との関係から作物への可給性を評価するとともに、水抽出で得られる作物可給性農薬を簡易・迅速に検出するため、酵素免疫測定(ELISA)法の適用可能性を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2016/niaes16_s02.html |
カテゴリ | 病害虫 こまつな 土壌診断 農薬 |