タイトル | ジャージー種雄子牛を活用した放牧肥育による牛肉生産 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2014~2015 |
研究担当者 |
中村好德 金子真 河野一彦 小林良次 |
発行年度 | 2017 |
要約 | ジャージー種雄子牛は、離乳後から3ヵ月間放牧肥育することにより、出荷時体重が約200kg、枝肉重量は約90kgになる。ロース、バラおよびモモのたんぱく質含量は約20%、脂質含量は1%以下であり、市販肉と比べて脂質が特に少ない特徴がある。 |
キーワード | 雄子牛、産肉性、ジャージー種、栄養成分、放牧肥育 |
背景・ねらい | わが国では、肥育農家は繁殖農家が生産した肥育素牛を家畜市場から購入して飼養する場合が多い。しかし、近年、和牛肥育素牛の価格高騰に伴い、ウシ導入費用としてホルスタイン種雄子牛や交雑種雄子牛であっても数十万円の経費負担を余儀なくされている。 一方、九州沖縄地域においては、早熟・従順などの特性を有し放牧適性が高いジャージー種が乳用牛として一定の地域で長く利用されているが、出生する雄子牛の肉用資源としての活用は十分でない。また、30ヵ月齢以上の長期肥育(慣行肥育方法)の試験はあるが、ジャージー種は小型のため和牛やホルスタイン種と比べて産肉量も少ないなど普及上の問題がある。子牛肉については、ヨーロッパでは高級食材として取り扱われているが、国内での生産は限られており、ジャージー種雄子牛を用いた生産事例も見当たらない。 そのため、ジャージー種雄子牛を去勢しないまま草地に放牧し、除角も行わずに放牧肥育を行えば、ストレスによる成長停滞がなく省力的に牛肉を生産できる可能性がある。しかも、ウシ導入経費を極めて安価に抑えられ、生産物には子牛肉という希少価値も期待できる。 そこで、本研究では、ジャージー種雄子牛を用いて、昼夜放牧と補助飼料給与を組み合わせた飼養技術の確立について検討するとともに放牧肥育したジャージー種雄子牛の産肉性や肉質、特に栄養成分を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/karc/2017/karc17_s04.html |
カテゴリ | イタリアンライグラス 出荷調整 肉牛 ばら 繁殖性改善 もも |