タイトル | ゲノム編集を利用して解明したカイコ薬剤代謝遺伝子の機能 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2015~2018 |
研究担当者 |
坪田拓也 瀬筒秀樹 山本幸治 東浦彰史 広渡愛子 山田直隆 中川敦史 |
発行年度 | 2018 |
要約 | カイコのbmGSTu2タンパク質の結晶構造解析から、酵素機能には5つのアミノ酸残基が必須である。ゲノム編集を用いた機能解析により、bmgstu2遺伝子の変異体では薬剤への感受性が増加したことから、bmgstu2は薬剤代謝に関わっており、新規殺虫剤の開発などに利用できる。 |
キーワード | カイコ、ゲノム編集、TAL-PITCh法、薬剤代謝 |
背景・ねらい | ゲノム編集技術は、農作物の改良や医療応用のみならず、遺伝子の機能解明を行う上でも重要な技術である。カイコではゲノム編集ツールの一つであるTALENがきわめて効率よく機能し、様々な遺伝子機能解析が進められている。近年ではTALENを応用したTAL-PITCh法という手法が開発され、この方法によりノックアウト系統の作出の際にGFPなどのマーカー遺伝子を挿入することができ、変異系統の選抜および維持を容易に行うことができる。 gst (glutathione S-transferase)遺伝子は、原核生物から真核生物まで幅広く存在する遺伝子である。カイコのgst遺伝子は7つのグループに分類され、その多くについては機能が不明である。本研究ではカイコgst遺伝子の一つであるbmgstu2遺伝子に着目しその機能を明らかにする。具体的には、bmGSTu2タンパク質の構造解析を行ってその特徴を明らかにするとともに、TAL-PITCh法を用いてbmgstu2遺伝子のノックアウト系統を作出し、機能解析を行う |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2018/nias18_s14.html |
カテゴリ | カイコ 省力化 薬剤 |