タイトル | 大量のブタ未成熟卵子を効率的に超低温保存するための新しいプロトコル |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門 |
研究期間 | 2015~2017 |
研究担当者 |
ソムファイ タマス Ruth APPELTANT 菊地和弘 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 従来のブタ未成熟卵子の超低温保存技術のうち、ガラス化液による卵子処理時間、ガラス化液に含まれる高分子化合物の選択、卵子内の細胞骨格の異常の抑制、凍結保護物質による平衡処理時の温度の4要素について最適化することにより、作業の簡便化と大幅な効率改善が可能となる。 |
キーワード | ジーンバンク、ブタ、卵子、ガラス化冷却保存、胚発生 |
背景・ねらい | 未成熟卵子の超低温保存技術は、希少な動物種等の遺伝資源の保存(ジーンバンク)を充実させるために重要である。また、希少な遺伝資源に限らず、卵子を使用する時期を自由に選択できるようになれば、生物材料としての用途が大きく広がる。最近、ブタ未成熟卵子の超低温保存法を世界に先駆けて開発し、正常な産子が得られることを示した。一方、胚発生率については超低温保存を経ていない対照区よりも低いなどの課題が残されていた。そのような課題の克服と技術の効率化を達成することを目的とし、プロトコルの改変が必要と考えられる要素を4つ抽出した。すなわち、1)ガラス化液による卵子処理時間の最適化、2)ガラス化液に含まれる高分子化合物の選択、3)卵子内の細胞骨格の異常の抑制、4)平衡処理の温度の最適化である。以上の4つの要素の検討結果を踏まえて一つのシステムを構築する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nilgs/2018/nilgs18_s05.html |
カテゴリ | 遺伝資源 豚 |