さつまいも茎葉及び加工残さの効率的利用システムの開発

課題名 さつまいも茎葉及び加工残さの効率的利用システムの開発
研究機関名 鹿児島県農業試験場
研究分担 大隅支場
土壌肥料部
農産物加工研究指導センター
研究期間 継H16~18
年度 2004
摘要 (目的)本県主要畑作物であるサツマイモの生産及び加工に伴って排出される残さを効率的に利用した地域システムを開発する。 1)サツマイモ茎葉の効率的回収調製技術の開発 (1)茎葉回収機の開発改良 (2)飼料化のための調製技術の開発   2)サツマイモ茎葉からの有用成分の大量抽出法の確立 (1)ポリフェノ-ル成分の抽出法と精製法 (2)ポリフェノ-ル成分の大量分取法    3)サツマイモでん粉粕の堆肥化及び施用技術の開発 (1)堆肥化及びペレット化技術の開発 (2)新サツマイモでん粉粕堆肥の農耕地利用技術の研究  4)サツマイモ加工残さを原料とした新規農業資材による栽培管理技術の開発 (成果) 1)茎葉回収機は、走行部に搭載した茎葉引抜・細断部を開発した。これの作業能率は茎葉量2~3.7t/10aの時1.2~2.7h/10aであった。茎葉回収率は92%以上で、次年度は細断茎葉の収納タンクの設置と簡易サイレ-ジ化の機械化について検討する。 2)サツマイモ茎葉からエタノ-ル等有機溶剤を使用せずに、ポリフェノ-ル類を大量抽出するための前処理法を確立した。 3)澱粉工場の澱粉滓特性は、水分含有率80%程度と高い。新鮮物の水抽出pHは酸性からアルカリ性まで幅広い。窒素、リン酸、カリウム等肥料成分は低いが、カルシュウム含有率が高いことを明らかにした。高~低pH澱粉滓を鶏糞と混合堆肥化すると、堆肥化初期の品温上昇に若干の違いを認めたが、堆肥化物の化学性等に大差は無かった。 4)サツマイモ加工残さを原料とした紙マルチ4種類を検討し、作物ではゴボウ、サトウキビへの適応性は高く、バレイショは再検討が必要であった。マルチの種類では最も強度の高かった紙マルチが実用性が高かった。育苗ポットはカボチャで3種類検討したが、強度・崩壊性の点から実用性が低く、素材や形状の改良が必要であった。
研究対象 サツマイモ
戦略 土地利用型農業,食品,農業機械開発改良
専門 農業機械、土壌肥料、食品加工流通
部門 甘しょ、新産業
カテゴリ 肥料 育苗 加工 かぼちゃ 機械化 機械開発 ごぼう 栽培技術 さとうきび 施用技術 土壌管理技術 ばれいしょ

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