| 課題名 | d.田畑輪換の継続に伴う大豆生産力の低下要因の解明と対策技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2008010570 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,田畑輪換研究チーム |
| 協力分担関係 |
北陸農政局資源課 秋田県立大生物資源科学部 富山県農業技術センター 福岡県農業総合試験場 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2008 |
| 摘要 | 1)畑地化により転作大豆の低収化が懸念される灰色低地土の輪換田では、土壌の分散性と関係する液性限界が小さく、炭素含量が急減するとともに芳香族のような難分解性の炭素成分が減少する特徴を明らかにした。また、畑利用の継続により、低い水ポテンシャル状態での保水量が小さくなる土壌を明らかにするとともに、当該土壌では緻密化が進行しやすく降雨後に機械作業可能な乾燥状態に至りにくいものと推定した。一方、高い水ポテンシャル状態での水分保持特性については、低湿重粘土において水ポテンシャルが-0.39~-6.18MPaとなる水分量を限界水分量とし、新鮮土と風乾土における限界水分量の差と作付け履歴との間には明瞭な関係があることを明らかにした。2)大豆作付け時にホウ素含有肥料を施用した土壌で水稲を栽培すると、玄米中のホウ素濃度が高まり、土壌の還元程度が強いほどCu、Ni、Zn濃度が減少し、Mo濃度が増加することを明らかにした。大豆子実のB架橋率(dRG-II-B率)はLa検出で把握でき、ホウ素欠乏処理した子実では、葉と同様にB架橋率が低下していることを明らかにした。大豆を作付けした重粘土転換畑からの硝酸態窒素流出量は、転換年数が経過するにつれて暗渠由来分が増加し施肥窒素量より大きくなることから、窒素収支がマイナスになるものと推定された。3)大豆生育量は土壌窒素供給量に応じて大きくなり、牛ふん堆肥2~4t/10a施用で収量増となることを明らかにした。また、大豆作付けに由来する田畑輪換土壌の可給態窒素量の低下に対し、冬期湛水による修復効果を認めた。低湿重粘土においては、窒素無機化量を含有粘土量当たりで表すと、採取直前の作付けが水稲である場合、過去の畑地率が25%以上で低下に転ずると判断された。 |
| カテゴリ | 肥料 乾燥 水田 施肥 大豆 輪作 |