c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発

課題名 c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発
課題番号 2008010600
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,カバークロップ研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,カバークロップ研究関東サブチーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,カバークロップ研究近中四サブチーム
協力分担関係 福島県農業研究センター
東京大学
カネコ種苗(株)
農業環境研究所
(株)雪印種苗
日本植物調節剤研究協会
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)カバークロップ技術における抑草効果の安定化に向けて、リビングマルチ大豆栽培における雑草の抑制に必要な被蔭程度(相対照度10%)の実現には麦類の乾物重が150g/m2程度必要なこと、雑草制御に必要な秋季播種カバークロップの生育量は地上部乾物重で約400g/m2であること等、体系化への指針を明らかにした。また、カバークロップのすき込みにより土壌中のホスファターゼ活性が増加しリン酸供給力が向上すること、麦類カバークロップ栽培における土壌への炭素蓄積効果は大豆単作と比べて極めて高いこと等、抑草以外の機能も解明した。2)寒地大規模畑輪作体系では、ライ麦の刈り取り後の再生・結実を防ぎ雑草発生を抑えることができ、技術の実用化に目処を付けた。寒冷地畑輪作の体系化では、不耕起カバークロップ大豆栽培において、モアシーダーで麦類を細断後に大豆を播種する技術体系を考案し、現地試験において慣行栽培と比べて大幅な増収を得た。リビングマルチ大豆栽培では、麦類と大豆の播種と同時に畦立てを行う播種機により、安定した播種を可能とした。また、関東地域田畑輪換体系においては、不耕起・リビングマルチ狭畦栽培および除草剤の組合わせで広葉雑草の生育を抑制できた。3)畦畔法面管理の省力化については、防草シートの有効性と、シバの被度の拡大が畦畔植物群落の草高と植物現存量を抑制する傾向を明らかにし、在来草種による畦畔管理の可能性を示した。4)田畑輪換有機栽培については、有機栽培に適した大豆品種の選抜や水田雑草の機械除草方法の評価を行った。また、麦類リビングマルチ有機栽培実証等のデータを蓄積し、その病虫害実態を調査した。
カテゴリ 病害虫 有機栽培 寒地 狭畦栽培 畦畔管理 栽培技術 雑草 省力化 除草 除草剤 水田 大豆 播種 品種 ライ麦 輪作 輪作体系

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