| 課題名 | n.高品質畜産物生産のためのクローン牛等の安定生産技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2008010636 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,高度繁殖技術研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,高度繁殖技術東北サブ研究チーム |
| 協力分担関係 |
東京農業大学 京都大学大学院 北海道立畜産試験場 鹿児島県肉用牛改良研究所 家畜改良センター 大分県農林水産研究センター (財)日本農業研究所実験農場 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2008 |
| 摘要 | 未成熟卵子の体外成熟技術の開発に向けて、1)卵母細胞が顆粒膜細胞の分化を抑制しつつ増殖を促進していること、細胞透過型Adenylate Cyclase添加培地による成熟培養により減数分裂第2分裂中期への移行時期が揃い、体外受精後の胚発生率が向上することを明らかにした。なお、卵母細胞の培養方法および発育方法については特許(特許第4122425号)」を取得した。 高受胎性クローン初期胚の評価・選別法の開発に向けて、1)DNAメチル基転移酵素1型遺伝子の発現を抑制することにより、体細胞核移植胚盤胞で観察される高メチル化状態が改善し、胚発生率も向上することを明らかにした。また、血清飢餓培養細胞に比べ初期G1期細胞を用いた核移植胚では、受胎率は高い傾向にあったが流産が頻発した。透明帯除去除核卵子を通常より高い精子濃度で体外受精することにより、胚発生における父方遺伝子の役割を調べる上で有効なモデルとなる牛雄性発生胚を効率的に作出できることを明らかにした。メチル化感受性を含む制限酵素の認識標識配列に依存したDNA部位の検出法について特許を出願した。2)体細胞クローン牛や後代牛の健全性評価のため、IGF2、PEG3、XIST等のインプリント遺伝子は、クローン雄牛においても生殖系列で適切にリプログラミングされていることを明らかにした。また、体細胞クローン後代牛と一般牛の血液性状には、顕著な差異や正常値を大きく逸脱する項目は認められなかった。 体外操作胚の受胎率向上技術の開発に向けて、1)インターフェロンτ産生細胞の効率的な増殖技術を開発するため、温度感受性高分子修飾培養皿で増殖した栄養膜細胞の表面に支持膜を載せ、下限臨界共溶温度まで冷却することにより、細胞シートとしての回収・継代を可能とした。2)暑熱感作の少ない時期においては、人工授精後の栄養膜小胞の追い移植および投与日は、黄体機能や受胎率に影響を及ぼさない可能性を示唆した。また、長期不受胎牛のオキシトシン感受性は、発情日(0日)、2、18および20日において正常牛と明らかに異なり、受胎性評価指標の一つとなり得ることを示した。 |
| カテゴリ | 受胎率向上 |