b.生体情報及び高度センシング技術による茶の省力栽培・加工技術の開発

課題名 b.生体情報及び高度センシング技術による茶の省力栽培・加工技術の開発
課題番号 2008010641
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,茶生産省力技術研究チーム
協力分担関係 沖縄県農業研究センター
静岡県農林技術研究所茶業研究センター
滋賀県農業技術振興センター
岐阜県農業技術センター
信楽町茶業協会
農事組合法人中山茶業組合
JA掛川市
(株)寺田製作所
アピ(株)
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 茶園管理作業の大幅な効率化・省力化に向けて、1)減農薬を目指した局所的防除に必要なナガチャコガネ被害マップを作成するため、GPSを活用した精密センシング手法を確立した。減農薬散布の薬液散布機構としてスリット噴管の開発を進めた。改良型乗用型茶園管理機は15度の傾斜地走行が可能なこと、茶園の農薬ドリフト量は慣行でも0.1%未満であることを明らかにした。乗用管理機の利用時のユニバーサルデザインマトリックスを作成し、高齢者や女性には乗車ステップが高すぎるなど改良すべき点を抽出した。自動うね追従機能を有する、遠隔操作型走行体を利用した茶園用自動走行作業機を開発した。なお、本機のうね追随性能はずれが最大13cmであった。茶園管理作業分析では、せん枝と深耕を対象とした作業分析を農家茶園の慣行条件で行い、全作業時間に対する実作業時間がそれぞれ69%、83%であった。2)生体情報活用による省力的な茶栽培技術を開発するため、生育モデルのデータを収集し、生育シミュレータの改良、検証、調整を進めた。気候地帯別最適摘採体系構築に向けデータを収集するとともに、熱画像データから茶園の水分不足による光合成機能の低下状態を推測できることを明らかにした。また、「べにふうき」では中切り後再萌芽が遅いことを明確にした。越冬期茶樹状態評価法を検討し、新しい防霜ファン制御法の効果実証調査を開始した。 製茶システムの開発に向けて、1)粗揉工程および中揉工程の工程終了判定は、風量と温度のセンシングにより可能であることを明らかにした。茶生葉の電気的特性値に基づく蒸熱工程の指標化を検討し、恒率乾燥から逸脱する前に茶葉細胞外抵抗が増加する現象を見出した。製茶機械制御における工程制御プログラムをフィードバック制御が可能な方向に改変した。
カテゴリ 病害虫 遠隔操作 加工 乾燥 傾斜地 栽培技術 GPS 省力化 センシング 農薬 評価法 防除

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