課題名 | f.高性能機器及び生体情報等を活用した食品評価技術の開発 |
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課題番号 | 2008010665 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食品総合研究所,食品工学研究領域 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品分析研究領域 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品機能研究領域 |
協力分担関係 |
産業技術総合研究所 筑波大学 奈良先端科学技術大学院大学 茨城大学 岡山大学 森林総合研究所 国際農林水産業研究センター 農業生物資源研究所 石川県立大学 (財)日本食品分析センター |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1)走査型プローブ顕微鏡(SPM)によるアレルゲンのβラクトグロブリンの検出を可能とした。16個のBACクローンからなるカイコ12番染色体のBAC物理地図を作成した。また、数μmサイズの微粉砕米粉粒子では、粉砕による内部構造の損傷を確認した。 2)MRIによるりんご成熟果のモモシンクイガの食害検出では、測定画像の解像度を下げて測定時間を3分26秒/個に短縮しても検知できた。3)NMRにより、血球凝集能を持つR型レクチンC末端ドメインの同一分子内に存在する2つの糖結合部位の結合活性の強さを解明した。4)ヒト味覚の高次機能の解明を目的に取得した味情報処理中の近赤外スペクトル(NIRS)データを解析するため、解剖学的にラベルされた脳地図に基づき、脳領域別に脳活動データを解析する手法や欠損値に頑健なブートストラップ法の開発に成功した。5)炊飯初期の水の横緩和時間(T2)分布を測定し、米粒内への水の浸透と糊化に対するアミロース含量の影響を解析した。6)ヘテロポリマーであるオリゴDNAと合成脂質からナノファイバーを形成する条件を検討した結果、オリゴDNAの塩基配列およびその長さを変えると、ターゲットの塩基配列を持つオリゴDNAが系中に存在する時のみナノファイバーが形成されることを明らかにした。7)味覚DNAチップから取得した膜局在分子Fxyd6は、シグナル配列を有すること、味覚受容体に特異的に共役するGたんぱく質のGα14が舌の奥の味蕾で甘味・うま味受容体T1r3と共発現しており、舌の先端の味蕾では発現していないことを明らかにした。8)キャベツの鮮度劣化過程における画像の輝度ヒストグラムは劣化時間に応じて変化することを明らかにした。9)短冊状キャベツ葉の引っ張り破壊試験により業務加工用キャベツの物性を評価する手法を開発した。10)GM農作物の網羅的検出を目的としたリアルタイムPCRアレイを開発した。設計した30種のプライマー・プローブは、いずれも特異的かつ高感度に検知対象を検出できる。 |
カテゴリ | カイコ 加工 キャベツ 評価法 品質保持 もも りんご |