ア 生産性向上による農業構造改革の加速化に寄与する農業機械・装置等の開発

課題名 ア 生産性向上による農業構造改革の加速化に寄与する農業機械・装置等の開発
課題番号 2008010702
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,園芸工学研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,畜産工学研究部
協力分担関係 (株)サンワ
(株)サークル鉄工
マメトラ農機(株)
(株)クボタ
(株)IHIスター
(株)タカキタ
ヤンマー農機(株)
三菱農機(株)
鳥取大学
群馬県畜産試験場
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)田植機の植付苗量制御技術は、実証試験を行い、目標通りの制御効果を確認し、苗押さえ装置にかかる力の変動を明らかにした。複合耕うん装置は、レーザを使った粗起こし作業により耕盤均平度が向上することを明らかにし、耕深センサを組込んだ1号機を試作した。汎用水稲直播機は、ほ場試験において、1.0m/sの作業速度でも点播株分布が約40mm以下の良好な点播形状が得られた。コンバインの稼働時間拡大では、汎用コンバインについて、はっ水加工(フッ素樹脂コート)に加え、搬送経路に土抜き用スリットを設けることにより、高水分時でも大豆の汚染粒発生割合・汚染度を低減させ、コンバインの稼働時間拡大と高品質大豆生産に寄与する技術を開発した。破砕ローラに高低差を設けた馬鈴しょのセパレータ2号機は、砕土性、収量とも大型の輸入機と同等であり、収穫時の選別労力が30%減少し、また、牽引抵抗力の小さい土寄せ機構の開発によってベッドフォーマと一体となった一工程作業の可能性を得た。てん菜用高精度播種技術は、試作した目皿式施肥播種機構の肥料繰出精度は良好であり、慣行目皿式の1.5倍程度の速度で、収量は慣行機と同等であることを確認した。また、風洞試験により同播種機構に適用する耐風害播種床の効果を明らかにした。2) 加工・業務用キャベツ収穫機基礎試験機の切断刃、挟持コンベヤの改良により、切断性能の向上を確認した。キャベツ箱詰め装置は、キャスタ付トレイを用いて直径16cmのキャベツ8個を自動箱詰めできる試作1号機を製作した。高機動型果樹用高所作業台車の開発では、傾斜センサと電動油圧シリンダによる姿勢制御機構が安定して機能することを確認した。たまねぎ調製装置は、都府県産の乾燥又は青切りたまねぎを対象として根切りと葉切りを行う調製装置を設計・試作した。3)汎用型飼料収穫機は、とうもろこし、予乾牧草、飼料イネ等対象作物や作業条件等が異なる地域で現地試験を行い、収穫性能を確認するとともに、耐久性を向上した実用機を開発した(21年度に市販化予定)。また、営農法人における開発機の稼働状況から収穫調製費を調査し、開発機の導入の目安を明らかにした。高能率調製機としての可変径式TMR成形密封装置は、細断物成形機構を改良し、成形から密封までのこぼれによる損失を約1%程度まで低減した。4)機構の簡素化・省エネルギ化を目的とした脱穀機構として、くし状のこぎ歯を備えた基礎試験装置及び室内脱穀試験装置を試作し、慣行の自脱コンバインに比べ3割程度脱穀所用動力を低減できることを明らかにした。機械移植可能なキャベツマット苗の性状特性を明らかにするとともに、苗押さえ機構と鎮圧機構の改善が、掻取精度と植付精度の向上に有効であることを確認した。
カテゴリ 肥料 加工 乾燥 機械化 キャベツ 市販化 収穫機 省エネ・低コスト化 水稲 施肥 大豆 たまねぎ とうもろこし 播種

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