オ IT、ロボット技術等を活用した革新的な農業機械・装置等の開発

課題名 オ IT、ロボット技術等を活用した革新的な農業機械・装置等の開発
課題番号 2009013977
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,基礎技術研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,園芸工学研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,畜産工学研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,特別研究チーム(ロボット)
協力分担関係 宮城県農園総研
愛媛県農水研
新潟県農総研
兵庫県農技総セ
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)全自動接ぎ木装置の適応性拡大については、育苗トレイ適応性の向上、調整部位の簡易化を図った新型全自動接ぎ木装置を開発し、試験の結果セル間ピッチや苗性状の差異が作業精度に与える影響は小さく、広汎な適応性を有することを確認した。いちご収穫ロボットでは、吊下げ型高設栽培において、収穫ロボットの畝移り、収容トレイの搬出と搬入を自動化するため、収穫ロボット搭載用移動プラットフォームを試作し、基本動作を確認した。同ロボットの導入基盤となる高密植移動栽培装置では、試作1号機の栽培試験の結果、収量は8,000kg/10a程度と慣行栽培の約2倍であり、試作した防除ユニットは良好な散布性能であることを確認し、改良した2号機を施工した。いちごの自動選別技術の開発では、 画像処理により自動で果実を選別し、果底部を吸着して階級別に通い容器に収容する自動選別装置を試作し、果実1個当たり8.9sで94%以上の成功率で拾い上げ、損傷させずに収容できることを確認した。農業機械運転支援装置の一環である農用車両のアドオン型直進運転アシスト装置では、市販トラクタに後付け型自動操舵装置を組み込んだトラクタと目標ランプを改良し、目標の検出は長距離型で約500mまで可能で、横ずれをおこす傾斜3~5度の草地においても目標経路からの標準偏差±5cm以内となる高い直進性を確認した。作業者装着型農作業アシスト装置の開発では、作業者の体重を支えることで前屈姿勢作業の負担を軽減する吊下げ免荷式の基礎試験装置を製作し、試験を行い、アシスト効果により、筋負担を増大させることなく楽な作業ができることを確認した。果樹の着果管理作業省力化技術の開発では、なし、りんごの予備摘果時期の果そうを調査し、摘果機構を検討するために2種類の基礎試験装置を設計・製作し、試験を行い、高精度で不要な複数果柄を同時に切断できることを確認した。植物水分情報測定技術の開発では、ヤング率の計測により、作物の水ポテンシャルを推定する携帯型測定装置を試作してうんしゅうみかん葉を対象に試験し、5枚の葉の平均値を用いることで水ポテンシャルと高い相関が得られることを明らかにした。2)生体情報測定コンバインの開発成果である小型たんぱく計では、多数の水稲品種を供試し、検量線作成用のデータを蓄積し、小型化を図ったたんぱく計を試作した。携帯式作物生育情報測定装置では、広域管理ほ場において立地・管理条件でほ場をグループ分けする群管理型生育診断システムの実証試験を行い、診断に基づき施肥管理を行うことにより、収量のばらつき抑制等の効果を確認した。牛体情報モニタリングシステムの高度化を目指す乳牛の採食反応検知手法の調査では、採食反応検知システムを試作して現地試験を行い、採食反応をランク付けし、自動記録した履歴から、残飼確認と組み合わせることにより乳牛の体調をモニターできることを明らかにした。
カテゴリ 育苗 いちご 温州みかん 画像処理 機械化 自動記録 省力化 施肥 測定技術 接ぎ木 乳牛 品種 防除 モニタリング りんご ロボット

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