課題名 | (1)安全性確保や有用物質生産に向けた組換え基盤技術の開発 |
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課題番号 | 2009013999 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,遺伝子組換え技術研究ユニット |
協力分担関係 |
京都産業大学 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 独立行政法人森林総合研究所林木育種センター 石川県 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 財団法人日本食品分析センター 株式会社ニッポンジーン 株式会社ファスマック 国立大学法人大阪大学 財団法人食品環境検査協会 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | 1. ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)を用い、シロイヌナズナの内在性遺伝子を破壊することに成功し、さらにDNA修復因子(Ku80)の変異体にZFNを処理することにより、切断部位に、より大きな欠失を誘起できることを見出した。イネにおいて、標的遺伝子の切断とエキソヌクレアーゼExo1処理の組み合わせにより、ジーンターゲッティング(GT)の効率を約150倍向上できることを明らかにした。OASA2遺伝子にGTで点変異を導入したイネにおいて、種子の遊離トリプトファンが約200倍増加することが明らかになった。イネCDKB2抑制により、GT効率の向上を目指しているが、この手法は倍数体イネ作出にも有効であった。2.形質転換イネ後代のサザン解析の結果、イネの発生過程で部位特異的組換え酵素を発現させ、マーカー遺伝子を除去できることが明らかとなった。3.植物特異的 なサイレンシング因子が、低分子RNAを介したサイレンシングにおいて、ヒストンメチル化の維持に関与することを示し、 植物の生長に影響を及ぼすことなく導入遺伝子のサイレンシングを解除するしくみを明らかにした。イネNMU変異固定系統群を用い、昨年までに同定した“内在性サイレンシングマーカー”の転写上昇を指標に、サイレンシング変異体の選抜を開始した。また、イネのヘテロクロマチン制御がセントロメアの機能維持に関与することを見出した。4.ソルガム属植物における形質転換系開発のために、高再分化系統を選抜した。5.製パン特性に優れたタンパク質ジスルフィドイソメラーゼ(PDIL;1)欠損変異体esp2の種子タンパク質を解析したところ、グルテリン前駆体が分子間ジスルフィド結合でつながった複合体を形成して蓄積していることが明らかになった。タンパク質の蓄積様式の特徴が、esp2米粉生地が優れた製パン特性を示す要因であると推察された。また、酸化酵素Ero1がタンパク質のジスルフィド結合形成に関与することを明らかにした。6.葉緑体形質転換系については、barnase-barstarを用いてホモ化を促進するための遺伝子をタバコに導入した。またイネにおいて誘導的にbarnaseを発現する系を確立した。雄性不稔系統の作出では、BoCysP1によりキュウリで雄性不稔系統を作出した。B.juncea×B.napusにおいて距離と交雑率を調査したところ、5m以内においても雑種個体は検出されなかった。カボチャの形質転換系を開発するとともに脱ハロゲン化酵素遺伝子を導入したキュウリでγHCH分解の可能性が示唆された。 |
カテゴリ | かぼちゃ きゅうり ソルガム たばこ |